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2006年12月26日

[ コージの告白2006 ]

大久保麻梨子ちゃんとデート!?

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 なんてーことなわけはなく単に取材でジョイントしただけなんだけど、ハッキリ言ってカンドーしたな。久々ホントにいい子。オレがたまに会うゲーノー人って、真実の姿は大抵無愛想だったり、サービス精神薄めな人が多い。
 っていうかそれが当たり前なんだろうね。人は忙しく、その上かなり不特定多数の人と、さらにコメントを作為的に引き出そうとするような人とばっかり会っていると、荒んでくる。大抵は壁を作ってクールになる。
 某スポーツ選手なんかいい例だ。でもそれで普通だし、オレが逆の立場だったらそうなる可能性もあるんだろうな。
 が、このコはホントに明るくて分け隔てがない。ま、短時間だったんだけど、そう感じました。おおらかな九州出身ってこともあるし、なんせ「昔はラーメン屋でバイトしてたんですよぉ」とあっけらかん。そんなアイドルってアリ? とも思うけど、彼女の場合、それが逆に魅力的。
 このまますくすく成長して欲しいもん。つくづくそう思いましたよ、コージ兄ちゃんは。

2006年12月12日

[ コージの告白2006 ]

海軍5分前!

 昨日、我が業界のカリスマというべきか、国宝というべきか、カーグラフィック初代編集長の小林彰太郎大先生とお仕事する運に恵まれました。そしたらななんと不肖小沢! 遅刻! アホです。重ね重ねスイマセン。
 そしたら我が国宝はおっしゃられました。「小沢君。以前からの知り合いだからあえていうけど昔は“海軍5分前”って言ったんだからね。フリーは時間が大切。肝に銘じなさい!」と。
 ははーっ。返す言葉もございません。というかこの年になってこのような注意をいただくとはなさけなくもありがたい限りでございます。本気です。
 ちなみに“海軍5分前”とはどういうことかというと、実は戦前の軍隊は海軍が一番規律に厳しいだけでなく、知的レベルも高かったという。というのも外洋に出て、海外の軍隊と接する機会が多く、外国語はしゃべれるわ、マナーもちゃんとしてるわ、比べると悪いんだけど、陸軍と比べると雲泥の差であったそうなのだ。で、“海軍5分前”とはいわゆる待ち合わせ時間に海軍の軍人は必ず5分前には来ていたことからきた神話というか、伝説なのだ。
「5分前についていれば、なにがあっても落ち着いて対処できるでしょう」と国宝様はおっしゃった。
 うーむ、がんばります!
 

2006年12月08日

[ コージの告白2006 ]

困るぜ! ネットのテレビ化

 最近つくづく困った問題がある。そう、ネットのテレビ化だ。例の無料インターネットTVのGyaoはもちろんのこと、とにかく各種ホームページやニュースなどが面白すぎる! 
 原稿書いてる途中にふとメール着て、そこに添付されてるサイト見て、それが面白かったりするともう止まらない! あっという間に原稿が放置プレイされております。っていうかなにもススんでないっつうか。
 小学校の頃、たまーに両親が家にいなくて、テレビの前で宿題始めちゃったようなキブン。なにかにつけ、自分の中で口実作ってテレビみちゃうんだよなぁ。ま、テレビのせいにしちゃいけないんだけどさ。
 逆に言うとネットをつなげない原稿書き専用のパソコン、昔で言えば「ワープロ」が必要なのかも。で、資料的にネットを使うと。便利になるのも考えモンだよ!

2006年12月03日

[ コージの告白2006 ]

流行語大賞とあまたのカーオブザイヤー、どっちがステキか?

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 先日、『新語・流行語大賞』のパーティというか、催し物に初めて行ってまいりました。あれを決めてる『現代用語の基礎知識』にこれまた初めて執筆させていただいたんでね。
 そしたらすげぇ新鮮だった。まず決めてるヒトって藤本義一さんとか、現代用語…の編集長とか数人しかいないのね。で、基本的にはベスト10を決めるのがメイン。その中のトップテン大賞ってのは、わりと名誉職? というか名誉だけ。ま、賞が名誉だけっつうのは当たり前なんですけど、要するにそれほどちやほやされてないという…。
 あとはとにかくシンプルなんです。大賞が『イナバウアー』ってのにも非常にナットク! もうひとつの『品格』ってのはイマイチピンと来なかったけど、『シンジラレナ~イ』にも『エロカッコイイ』にも『ミクシィ』にもすべてナットク。ああ、こういう大衆を問答無用で説得する賞ってのもあるんだなぁと。
 それに比べて我がカーオブザイヤー系は今ひとつ難しい。でも、それはクルマという商品力にも大きく関わってて、要するに「すべてが当たり前になりつつある」という事実がある。いまさら良くできた、ほぼカンペキなカローラが出ても「ふーん」だし、高級車も「へぇ~」。ま、レクサスだって、試みとしては俺たち専門のヒトからみると素晴らしいけど、簡単に言って「出たの、日本のベンツ?」って認識のヒトもいるでしょうさ。
 それは感動が薄くなってきている日本の音楽界も一緒で、業界全体の「新鮮さ」が失われていることの証明でもあり、それは裏返して言えばそれほど不幸なことでもない。だって、誰でも安定したクオリティのクルマに乗れるってコトは素晴らしいことだもんね。ある意味、言葉や音楽と比べるのは不公平でもある。
 なぜなら言葉や音楽は感動がすべてだから。実はクルマは感動がすべてではない。「当たり前」もひとつの価値観。だって、冷蔵庫だって、洗濯機だって、最初は感動だったのが当たり前になってきたわけだから。それを決して非難することは適当ではないし、クルマという商品には間違いなくそういう側面もある。
 ただ、理想的には「感動」中心のクルマも出て欲しいよね。というのが俺たちの意見というか希望だ。両立して欲しいと。それってないものねだりな面もあるんだよね。だってこれだけコンプライアンスやリコールが多発する現在、「感動」をキラクに追及するとそれは「いい加減」にも繋がってくるという。
 だからそれを両立すべくがんばっている、自動車メーカーの方々。本当に素晴らしいと思う。常に10点というか、100点差し上げたいです。自分としましては。

2006年12月02日

[ コージの告白2006 ]

全国の警察の人々へ…改善要求!

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 昨今、ちまたを騒がせている「飲酒運転問題」。非常に嘆かわしいです。確かに飲んで、人をあやめるような可能性の運転は大変よろしくない。
 ただし、ジブンとしてはそこまで厳密にやるのならばカゼ薬を飲んでいる人や、徹夜したばかりの人、残念ながらお年をめされて運動能力が落ちた人、あるいは同じような事故を起してばっかりいる人なども厳格に運転禁止にして欲しいところですが。
 ってなボヤキはさておき、先日オレは昼頃お酒を飲んで、夜中クルマで帰りたいと思ったことがありました。タクシーで帰るのと、自分で帰るのでは5000円ぐらい費用に差がありますので。おそらく飲んで10時間程度は経っておりました。しかし、心配なので念には念を入れて近所の派出所に行って、「今、自分は大丈夫なのかどうか試したいんですが…」と行ったところ、ななんとその警官クンはオレの背中を叩きながら「トモダチを呼んでください」と。
 アンタ、そんなに簡単に夜中にトモダチを呼べますか! と叫びたくなりましたね。これだけ厳格にやるのならば、逆に心配性な人にも厳格に対応してほしいもの。彼らはなんせ、俺たちの税金の一部で暮らしているのだから。まあ、全国の派出所にアルコール検知器みたいなのは用意してないのかもしれない。
 でも早く用意しろよ! とオレはいいたい。

2006年11月30日

[ コージの告白2006 ]

なぜレクサスLSがCOTYなのか?

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 なんかね。先日決まった日本カー・オブ・ザ・イヤー。レクサスLSが一番になって、オレも最高点の10点を入れたんだけど、結構非難というか「わからない!」というご意見をいただいたんで、所信表明演説というか、オレなりの回答をいたしましょう。ぬはは。
 正直、賛否両論あります。あのデザインでいいのか? 眠くないか? うなぎ犬みたいじゃないか? あれでベンツ、BMWに本当に対抗できるのか? 乗った時の感動は薄くないか? 初代セルシオの方がインパクトあったでしょう? 正直、単なる4代目セルシオなんじゃないのか? などなど。
 そのキモチもわかります。多少は配点に政治力もあったでしょう。トヨタという今後世界一になる自動車メーカーのオーラもあったのでしょう。
 でもね。オレは違う。オレがLSに10点入れた理由はまったく違います。あれは寄らば大樹の陰でもなんでもなく、単純にナショナリズムの発芽なのだ!
 というのもね。オレは自動車ジャーナリストなる仕事についてつくづく残念なことがあって、それは所詮は自動車がヨーロッパ文化の発明品ってところだ。
 それはまあ歴史だから仕方ないとしても、一番悔しいのは今も世界の高級車の大半がヨーロッパモノってところだ。相変わらずクルマという商品で効率よく利益を上げているのは、上のクラスのベンツであり、BMWであり、ポルシェでありロールス・ロイスであり、その手の利益率の高さはあのトヨタでさえ及ばない。
 言ってみれば“自動車合コン”で一番おいしいところをもってくのは、ヨーロッパの奴らなのだ!
 もちろん向こうには歴史はもちろん、文化も技術もあるし、逆を言えば寿司やお寺文化に関しては日本が一番。クルマの一部ブランド品がヨーロッパモノ一番のままでもしょうがないじゃないかという意見もあります。そもそももとをたどれば戦争に負けたんだし……と解釈はいろいろありましょう。
 だけどオレは言いたい。それだけでいいんですか。負けっぱなしでいいんですかと。
 来年には台数&利益で世界一になるであろうトヨタとはいえ、ハッキリ言って主戦場は大衆車だ。コストパフォーマンス勝負。つまり、「いいけど高い!」ではなく「良くて安い!」という舞台で一番に立っただけ。
 もちろんそれはそれで偉大なことだけれど、アートや純粋移動快楽装置としてはまだまだの部分がある。そこでレクサスはとりあえず戦う姿勢を見せたのだ。昨年8月から日本で初めて正面切ってバトルを開始した。その最大の右ストレートがLSなのだ。これを評価せずしてどうする!
 当然、まだまだの部分はあるけど、極端なハナシ、いつまでたっても海外でジャルパックといわれ、白人系外国人にオンナを食われる日本人でいいんですか? イエローモンキー、エコノミックアニマルでいいんですか? と。まあ、簡単にイメージを例えてしまえばそういうことだ。
 とにかく俺は高級車で負け続ける日本車を見るのがイヤなのだ。日本人が物まね上手なのは本当だし、それはそれで凄いとは思うけど、もっと別の面も見せたいじゃないか。だからレクサスにはがんばって欲しい。それだけなのだ。

“高級車ワールドカップ”は厳しい

 それにね。俺は日本が高級車で世界一になるのは、日本代表サッカーチームがワールドカップで優勝するのと同じくらい大変なことだと思う。俺の勝手なイメージでは、日本がワールドカップ決勝でブラジルに勝つまでには少なくともあと50年はかかる。テクニック、体力、精神力、そして運とすべてが揃わないと勝てないワールドカップはそれほど厳しい。
 で、同じく“高級車ワールドカップ”も厳しいんですよと。デザイン、性能、そして志+天才やらなんやらすべてが揃って初めて世界一になれる。そしてそれを今後作り出せる可能性を秘めた日本企業は、今のところトヨタが最右翼だと思うのだ。だって、世界一資金があるんだから。高級車作りにはなによりそれが欠かせないんだから。
 だからレクサスLSに10点なのだ。ブランド立ち上げで最初っからこき下ろすのは適当ではないと思ったのだ。ワールドカップ最初のフランス大会だって日本は3戦全敗だったじゃないか。それでもオレは心底あの岡田ジャパンを否定する気にはなれないし、それどころかやっぱりよくやったと思う。
 なんだかんだでまだ出たて。否定するのは簡単だし、それは次でいい。なにより高級車は日本の高級感の縮図なのだ。そうそうたいしたものができるわけがない。
 ただし、一言言いたいのはレクサスの開発陣様、もっとがんばってください! ってことだ。特にデザイン、今ひとつインパクトありませんよってね。アレで満足してるとしたらそりゃダメだ。がっくり。誰が見ても一目でわかる「いいクルマ」じゃないと。
 もっとシンプルで強く、別世界を作り出して欲しい。そういう意味では、まだまだ負けっぱなしかもしれない。ホント、がんばってくださいませよ!

2006年11月20日

[ コージの告白2006 ]

恐怖! 今までマーガリンを食べていた人へ

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 先日、友人から聞いて泣きたくなったんだけど、マーガリンって思いっきり危険食品なんだそうな。知るのが遅すぎるっちゃ遅すぎる話で、既に2003年7月9日、米食品医薬品局(FDA)は、「マーガリンやスナック類などに含まれる『トランス型脂肪酸』をとり過ぎると健康を損なう恐れがある」として、食品メーカーに含有表示を義務づけてるらしい。利便性が高いからの固形化ってことなんだろうけど、イメージ的にはタバコに近い。要は、内外のマスコミの対応に温度差がありすぎるってことだ。どちらでも海外では“毒”なのに、日本では結構“放任”。ちなみに、ほとんどネット情報なんで信憑性に関しては任意でお願いします。
 しかし、いまさらナンデスカソレ! って感じよ。というか今更ながら日本という国に絶句。だってオレ、今までいくつマーガリン食ったんだろう? 小さいブロックで10個、20個、30個ってそんなもんじゃない。1000個は食ってるでしょう。なんせ小学校時代、「植物性だから健康にいい!」とか「バターよりマーガリン」とかCMでうたわれるままに食ってたんだから。忘れたけど、どれも大手食品メーカーだった。っていうか学校給食にほぼ毎日出てたくらいだからさ。ホントは溶かしたバターのがうまいのになぁと思いつつ。
 それがデンマーク、オランダでは発売禁止、ドイツでも規制され、多くの先進国では「毒物」として扱われてるとか。つくづく日本って、ホントに政治家いるのかね。ザルか!
 トランス型脂肪酸はいわゆる液状の油に水素を化合させて、“固形化”させた油の総称。まさにマーガリンだ。 そのほか、アイスクリーム、レトルトカレー、インスタントラーメン、特にフライドポテトへの含有量はハンパじゃないらしく、すべて心臓病、アレルギー、ガンとの密接なつながりが指摘されております。
 結局ね。これまたクルマにおける交通事故みたいなものといわれるとつらいけど、かなりどうしようもない世の中だって気がしますな。あーぁ。
 こうなったらマーガリンを燃料に水素取り出して走る自動車作ってくれって感じだよ。大手植物性油売りのメーカーさん。                            

2006年11月10日

[ コージの告白2006 ]

ふたたび登場テレ東WBS! 13日月曜日  

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 ふたたび不肖小沢コージが地上波に出てくるときがやってまいりましたっ! テレビ東京イチ(たぶん)の人気番組、WBSこと『ワールドビジネスサテライト』! 前回出させていただいた時の評判がなかなかよろしかったようで、今度は中古車業界のオハナシ。コ汚い事務所でマジメに話しております。なぜかFIATのTシャツ着て。
 放送予定は来週13日月曜日の午後11時からなんでおヒマだったらどーぞ! 突発的になくなったらそれはそれでゴメンナサイ。

2006年11月07日

[ コージの告白2006 ]

コージ遂に『現代用語の基礎知識』に登場!!

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 ナナなんと、手前ミソで非常にキョーシュクだが遂に『現代用語の基礎知識』で執筆することになってしまったッッ! まさに現代人のジョーシキの核ともなる資料の一部を、我が拙き文章で飾ることになったわけだが、恐れ多くも…と言いつつ楽しんで書かせていただきました。っていうか先の11月頭に発売されてる2007年度版の1584~1585ページに既に掲載されてるんだけどね。それこそ「走り屋という生き物」というタイトルで。
 つくづく日本のクルマバカたちが良くも悪くも日本社会の一角を担う存在として認められてる証拠であり、今回原稿を書くに当たっても多大なる協力をいただき、中でも先日天国に召された天才Mには感謝の言葉もなく、マジでいい冥土の土産になって欲しいもんだ。
 ってなわけで今度は年末の流行語大賞だーッ!! …ってのはウソだからね(笑)。

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2006年11月06日

[ コージの告白2006 ]

なぜマンガ雑誌に広告が入らないのか?

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 実は本日、日本カー・オブ・ザ・イヤーのイベントの真っ最中だそうであります。下馬評では今年はレクサスLSと三菱iが有力候補だそうで、確かにどちらもいいクルマ。こういうのってなんだかんだ主観だから困っちゃうよね。いくらでも言い訳が聞くという。打率とか販売台数で決めちゃえば明快なんだけど…
 ってな話はさておき、さきほど某雑誌編集者に面白いことを聞いちゃいました。「なぜマンガ雑誌に広告が入らないのか?」。要するに少年マガジンとかジャンプのことね。一時は400~500万部出てたわけだし、今でも200万部ぐらいは出てる。となったらその広告効果は計り知れないもんだが、実際入っているのは通販関係の広告ぐらい。
 そしたら答えは明快。「紙代のほうが高くついちゃうんですよ」。そ、雑誌広告って言えばギャラっていうか料金は、せいぜい数100から1000万円レベル。数ページで億なんて聞いたことない。
 となるとその分、カラーページを増やすことによって紙代&印刷代の方がよっぽど高くついちゃうんだって。あまりに販売部数が多いから。
「雑誌広告としてオイシイのは10万部台の雑誌ですよ」とか。まさかそんなところに雑誌広告の損益分岐点があるだなんて知りませんでした。でも実際計算してみると仮に2ページ広告うったとして、紙代10円だとしても200万部だったら2000万円! 確かにそんなに取れませんがな。完全赤字。紙代5円としても1000万円、1円として200万円。それでも利益出るか出ないか。うーむ、難しい! テレビに広告費がいくのもわかるよね。電波だけに、出しちゃったら後は何人でも情報を受けれるという。すげぇ世界ですわ。

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2006年10月30日

[ コージの告白2006 ]

バレンティーノはなぜ負けたのか?

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 つくづくいいものみちゃいました。昨晩、っていうか今朝のモトGP。F1に続く最終戦で、過去何年ぶりかっていうシリーズタイトルがかかった最終決戦で、しかも前戦でおそらく史上最強かもしれないチャンピオン、バレンティーノ・ロッシさまが今年初のポイントリーダー。ま、8点差で簡単に逆転可能なわけだけど、これまでの強さからいってハッキリ言ってロッシさま大有利! 6年連続シリーズタイトル間違いないなぁとか見てたら、あっさり序盤で転倒、そのままニッキー・ヘイデン3位獲得で初の逆転シリーズチャンプ! わかんないもんです。
 でもね。単純に「ロッシさまも人の子だったんだぁ」だけじゃない。実はスタートで勝負は決まってたんだよね。今回のバレンシアサーキットはおそらく抜きどころなしの超つまんないトラック。当然、予選が重要で、しっかりロッシさまもポール! 
 どっこい、ハッキリいってスタート大失敗でいきなり6位か7位。この時点であせりとともに、いままでにないプレッシャーがあった。なぜならスタートは最強ロッシさまの唯一のアキレス腱。本人も自覚する弱点だ。当然気をつけてたはずなのに、そこで失敗。単純に悔しかったし、相当なイライラを抱えていたはずなのだ。
 案の定、序盤はがちがちのヌキどころのないレース。ここでまあニッキー3位なんで、ギリギリポイント差を保てる6、7位狙いという作戦もなくはなかったが、それは結果論であって、多少無理しても抜きにいかなきゃ勝てない! つまり仕方のない転倒という側面もある。
 どんな天才にも弱点は存在する。そして今回のミスは決してプレッシャーだけではない。致命的で運命的なものでもあった。というのがオレの結論だったりするわけよ。おわかりかな? ぬははのは。

2006年10月28日

[ コージの告白2006 ]

リニューアル!

この週末、ホームページをリニューアルすると共にスタッフの新連載を始めました。弟子ともどもよろしくお願いいたします!

2006年10月25日

[ コージの告白2006 ]

ネットで“超村社会”化するニッポン

 最近、ますます日本が村社会化してる気がする。それもインターネットで。ますます世の中が開かれる部分もあるけど、それ以上に束縛も進んでいるのだ。それはスピード違反や飲酒運転が厳しくなって、みんなで「ちょっとでも悪い奴はタイホしちゃおう」ってノリになってるのにも近くて、そもそもネットで原稿を書くとむやみやたらと批判されたりするのだ。それは明らかにホメより多い。そう、ネットで人間が総合監視される時代がきてるのだ。
 誰もが意見を言える世の中になると、誰もがホメるのではなく、誰もが足を引っ張る。それが日本型ネット社会なかもしれない。良くも悪くも日本的な“超村社会”の形成。ある意味、健全化は進むが、ある意味、陰鬱化も進む。独特な世の中になっていくような気もする。

2006年10月23日

[ コージの告白2006 ]

絶対反対共謀罪! 日本を北朝鮮にしてもいいの?

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 おでれえた。先のヘンテコ電気用品法と同様の超超超信じられない法案の共謀罪が再びこの10月末に可決されようとしてるらしい。電気用品法も、基本的に「中古の電気製品は売っちゃいけない」っていう、反エコロジーな考え方がとても不思議だったけど、共謀罪も凄い。なんせ「あいつボコボコにしちゃおうか?」って数人で「計画した」時点でタイホされるっつうんだから。厳密には数人のうちの「最低一人がそれに繋がる行動を起こした時」らしいけど、最大のポイントは「直接的な犯罪行為」は伴わなくて良いこと。なんでこんなの通そうなんて思っちゃえるんだろうか。その発想自体がわからない。
 オオゲサに言えば「あいつセクシーだな、口説いてメイクラブしたいな」と「思った」時点で強姦罪、あるいは「お金持ってんなぁ、ちょっとくれないかなぁ」と「考えた」時点でドロボーとしてつかまっちゃうようなもんだ。こんなんだったらそのうち、立ちションしたから即死刑! とか酒は全罪のモトとか言って、禁酒法も出来ちゃいそうだ。とにかく超潔癖な善意前提の社会が形成され、成立しようとしてるのだ。
 といっても表向きこれは、自分は直接手を下してないけど犯罪を計画し、影で操ってるヤ△ザの親分とか、最近の用意周到で防止しにくい大組織犯罪に対する対策ってわけで、それも一理なくはないんだけど、めちゃくちゃ解釈の幅が広いんで悪用しようと思ったら悪用できるところが難しい。
 一番の問題はこれを作り、施行する側、つまり司法、警察、政治家の問題で、自分たちが沢山不祥事、不正、汚職を起こしてきたことすっかり忘れてるようなのが怖いのよ。よっぽど「俺たちは天使だ」とか思ってんのかな? どっかのドラマじゃないけど。
 繰り返すが共謀罪は「共謀」の判定が難しく、解釈の幅が広い。いったいどこまでが犯罪の共謀なのか? 人間誰しも「あいつ死なないかなぁ」とか思ったことぐらい一度はあるはずで、とくにそれは強者より弱者の方が多い。ま、「そんなので捕まえない」って政府は言うけど、解釈によっては捕まってしまう。
 逮捕の原点は、そもそも「行為」であって「企て」ではなかったはずだ。「企て」や「発想」で人を縛るなんて、昔の王政とか独裁時代にあったことでそもそもが反民主主義。要するに北朝鮮的なのだ。
 もちろん共謀罪よって人をそそのかすのが天才的にうまい詐欺師とか絶対的に証拠を残さない世紀の超悪人をタイホすることも出来るだろう。ただし、それはうまくいった場合。逆に、証拠がないのに「犯罪を企てた」とされる無実の人や、悪い企てかいい企てかどっちとも取れる企てで逮捕されるケースも十分に考えられる。なんせ警察所の中で犯罪者をレイプする警察官がいる時代だよ。そもそも「企て」や「計画」だけで人を裁くなんて基本的には神の世界しかありえない。ことによっては鬼に金棒どころか、バカに核兵器にもなりかねない。
 俺に言わせりゃだったら「共謀罪」という世紀の悪法を考えた集団、つまり「共謀罪を共謀」した自民党の一部を「共謀罪」として訴えたいくらい。早口言葉じゃないけど。そもそもこんなこと書いて「政治家を逮捕しちゃえ!」って思ってる時点で犯罪になるのかなぁ? 勘弁してくれよ。どこに自由があるんかい。
「絶対コロす手帳」とか作って人に見せた人はぜんぶ捕まえようと思ったらもしや捕まるの? やりすぎじゃない?

2006年10月16日

[ コージの告白2006 ]

理想主義を突破せよ

 俺たち自動車関係の人間が好む言葉に理想主義というのがある。ま、言外に「純粋」とか「こっちのが正義」とか「こっちが本当」ってニュアンスが含まれてるよね。でもそんなことはありえないのだ。なぜならばもう一方に、それ以上強烈な「自分主義」があるから。
 ついぞ教科書とか、理屈だけの世界では「理想主義」になりがちだ。理想主義ってのは、「人が幸せに生きること」しか前提にしてない。それも「自分以外の人も幸せに生きること」だ。だから理想主義的には、高速道路はタダになるべきだし、警察さんももっと世の中を見て欲しいし、本当に困ってる人に手を差し伸べて欲しい。
 ところがどっこい、人間にはやっかいな「自分主義」がある。自分主義とは、当然のことながら「自分がシアワセに、都合よくなるように行動する」主義のことで、大抵はそういう風に生きている。
 たぶん「そうすれば他の人はシアワセになるんだろうが、自分が困ること」を人はやらない。例えばオレの周りに、オレより運転が上手くて、オレより原稿が上手くて、オレより仕事が速くて、仕事に困っている人がいたとしたら、オレは彼に仕事をやらないであろう。それは世の中、オレ以外の人にとっては好都合だが、オレにとっては好都合ではないからだ。
 当たり前だがそういう人が世の中にはたくさんいる。それは権力を持っていれば持っているほど、困った存在になる。そうなると、才能のある人はあればあるほど出てこないのだ。よって、世の中に出るのは才能のない人ばかりということになる。たまに、圧倒的な才能の人が急激に上昇することがあるが、それは世の中が混沌とした時か、これまでにない新ジャンルの世界だけだ。今みたいに凝り固まった人が多い世の中では、本当に才能のある人は上には出てこない。それはまさに圧倒的だからだ。圧倒的な才能は人を嫉妬させる。
 ってなわけで話はそれたが、理想主義はつくづく絵に描いたモチなのである。

2006年10月15日

[ コージの告白2006 ]

腕か道具か?

 先日なんだかしらないけど、とある日本最大というゴルフサイトのインタビューを受けることになった。それとほぼ時を同じくして、ゴルフの師匠と話す機会があったんで、今、最も道具のアドバンテージを引き出しているプロゴルファーは? と聞いた。そう、ゴルフは自動車レースに次ぐ、道具が重要なスポーツだもんね。ちょっと知りたかった。
 そしたら師匠「片山晋呉じゃない?」と一言。そうなんだなぁ。そういえば、誰よりも早くプロでユーティリティを使ったって聞いたことがある。「プロはさ。プライドがあるからそういうものを結構使わないんだよ」。
 うーむ。わかる気がする。それはオレレベルですらあるかもしれない。どんなくだらないキャプションにもこだわってしまう悪いくせ。ま、それはともかく「もうちょっと上手に手を抜けば?」といわれたこともある。そうなんだよね。仕事って、自分でも無駄? って思えるほどやり方にこだわってしまうことがあって、ついぞ「勝利」よりも、「自分の勝ち方」を優先してしまったりする。特にプロゴルファーならそうなんだろう。凄く感覚的なものだからね。人のやり方がすぐさま自分に有効かはわからない。道具を変えすぎて失敗してしまう人も多いはず。
 ってなわけで片山選手はうまいだけでなく、そこのところの見極めもうまいって事だ。冷静であり、頭がいいってことなんでしょう。一度、お話聞いてみたいモンです。

2006年10月13日

[ コージの告白2006 ]

本日深夜、TOKIOジョーシマと対決!!

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 いきなり軽いネタだが、本日深夜、TOKIOリーダーのジョーシマくんと対決することになった。なーんて、実はTBSラジオ「城島茂のどっち派?!」に出演するんだけどね。テーマは「憧れの外車」。対決時刻は本日金曜日の深夜24時10分頃から25時頃まで。オレはここで堂々オザワ理論をぶち上げるつもりだ! なんちゃって。夜中まで起きてる人、あるいはクルマに乗ってる人は聞いてみてよ! 天国のMもな。ワシはナンピトにも負けん!? 

2006年10月10日

[ コージの告白2006 ]

とある男が死んだらしい

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 とんでもないことが起こってしまった。未確認情報なのだが、俺が敬愛するとあるクルマバカMが事故で死んだという。2週間ぐらい前に電話で話したばかりだった。ハチャメチャでとんでもないオトコだったが、とんでもなく魅力的だった。おそらく同世代ではピカイチだろう。型にはまらないという意味では、過去のクルマ偉人にも匹敵する。
 元々東大間違いなしとも言われた頭脳を持ち、しかし逆噴射して進学校には行かず、中卒となった元暴走族。その後ほぼ独学でFRP加工を学んでコルベット・ビジネスで頭角をあらわし、6輪霊柩車、3輪トライクで一発も二発も当てる。その間、ウィリーバーを「物干し竿」と言い張って車検を取ったとか、スピード違反の現場を外人になりきって突破したとか、たまらない逸話を持つ。
 ケンカに負けたら極真に学んでリベンジという超負けん気。ハッキリ言って俺は憧れていたのだ。あまりにワイルドな魅力とクレバーさと超ストレートなクルマバカさに。マンガから出てきたヤンキーヒーローのような男だった。
 しかもその人懐っこい笑顔! クルマにまだまだ飽きてなく、「これからはジェットエンジンでしょう!」と笑ってオーストラリアに行って消えた。まだまだ俺を楽しませてくれると信じていた。いやまだ信じている。
 ウソだと願いたい。この日記が恥ずかしいもので終わってもらいたいが、奴らしい終わり方といえば終わり方なのかもしれない。とりあえず今はとても悲しい。残念でしかたない。

2006年10月09日

[ コージの告白2006 ]

神様はいた!? スズカに

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 いや、アロンソ勝ってよかった。応援してました。シューマッハ勝ったらできすぎだもんね。やっぱ神様っているなぁって思った次第。
 ところで先日酸素カプセルに入ってまいりました。そ、例のハンカチ王子が使って、その前に別科無、じゃなかったベッカムも使って有名になったやつ。ハッキリ言って予想外に科学的でありました。すべての運動の元というか、プラスになるのは酸素という原理。で、高圧で肺からしみこませてやれば、新陳代謝が良くなって疲れは取れるわ怪我は治るは、ストレスはとれるはいいこと尽くめというステキな理論。
 論より証拠、やってみたんだけど正直最初は「効いたかなぁ」ってキブン。やったとたんに「目が良くなった(よく見えるようになった)」「肩が熱くなった」って即効性タップリな人もいたんだけど。でもホントに効く気はいたしております。よかったらみなさんもどうぞ。ハンカチ“お兄さん”より。

2006年10月02日

[ コージの告白2006 ]

NHKってなんかヘンだ

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 昨日久々にNHKのスポーツ番組をみた。そ、宮里藍ちゃんが出てるって日本女子オープン。F1上海グランプリのシューの争いに続いて気になっちゃってね。そしたらヘンなんだなぁ。てっきり、藍ちゃん中心のトップ争いの中継かと思いきや、タマーにしか出てこないの。よく知らない下位選手の争いも平均的に中継しております。
 なんなのアレ! 教育テレビ的スポーツ番組といいますか、プロゴルファーの人権!? に気を使ったんだかなんだかしらないけど、まったく持って一般的視点に欠けてる。
 はっきり言って昭和初期のTV番組かと思ってしまいました。NHKって、つくづくNHK特集とニュース以外に見るべきものってないのかもね。
 それからシューマッハ、やっぱ引退惜しいなマジで。再来年あたり、カムバックしないのかな。それか来年、フェラーリのスーパーバイザーになって、マッサかなんかが怪我した時に「ピンチドライバー、マイケル・シューマッハ!」なんちゃってね(笑)。でもきっとそういう話、巻き起こると思うよ。
※ちなみに写真は3年前に藤田プロと回った時ので内容とはぜんぜん関係ありません!

2006年09月29日

[ コージの告白2006 ]

今後タクシードライバー暴動が起こる!?

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 最近のオレの趣味はタクシードライバーとの会話である。これが結構、勉強になる。こないだも話が弾んでしまった。
というのもそのおっさん。どうやらどっかの元社長らしいのだ。それが事業に失敗し、今に至ってるらしい。だからコメントがいちいちピリっと辛さ効いてること効いてること。
「最近、タクシードライバーって景気悪いんだってね」と切り出したらこう返ってきた。
「お客さん、詳しいね。でもタクシー会社自体、ホントはいらないんだよ。あれ自体が天下りっていうか、利権の塊なんだから」。
 そういやそうだ。
 最近のタクシー不況はまるで小泉政権時代のカッコよさげな「競争社会の痛み」のようにも思えるが全然違う。タクシー会社の台数制限がなくなり、2種免許取得が楽になり、要するにちまたにタクシーが出回りすぎて、過当競争になり、ドライバーの一日あたりの売り上げがガタ落ちで、一見自由競争の結果にも思えるが、実はそうじゃない。タクシー会社には全く関係がないのだ。一台あたりのうわっぱねは減ったけど、台数が増えたおかげで利益は増加。つまり、会社だけは儲かっている。
「だからね。お客さん。タクシー会社なんてもういらないんだよ。全部個人タクシーにすればいい」。
 そういやそうだ。そういや海外はほとんどが個人タクシーだ。
 そう、本当の自由とはすべてを個人タクシーにして、個人事業主にすること。おっさんは言う。
「タクシードライバーなんてすべて個人の才覚なんだからね。教育もあるけど、結局は個人の営業力と運転能力。会社は利益吸い上げてるだけなんだから」。
 確かに。簡単にタクシードライバーになれるってことは、それだけ教育がいらないってこと。昔のカミカゼタクシーの時代は終わったのだ。要するにさらに規制緩和で個人タクシーの資格を取りやすくし、能力別に仕事をやっていただくのが真の自由競争。言えてます。
「あと知ってる? タクシー会社って北朝鮮の人が多いんだよ。パチンコは韓国人だけど、タクシーは北朝鮮。たまたまだけどね」。
 うーむ。タクシードライバー侮れじ。今後、不況が進んでますます中小企業社長がドライバーになる日が来たら、ホントにこの業界から暴動が起こるかもしれない! そう思った今日この頃でありました。

2006年09月28日

[ コージの告白2006 ]

未知との遭遇!?

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 モデルっていうかタレントのみさきゆうちゃんと撮影をした。なんか知らないけどオレ、小学館のオッジ12月号(10月発売)に出るらしい。
 しかし…別物である。久々に俺が普段会ってる女の子とは別物。中身もイメージと全然違ってた。だってさ。RX-8乗ってるのよ。ほとんどオヤジじゃん(笑)。聞けば中国の血が混ざってるとか。普通と感覚違います。それだけでも好きになってしまいました。人間って単純よね。のは!

2006年09月22日

[ コージの告白2006 ]

ますますディズニーランド化する日本

 最近、バイクの駐車禁止の厳格化で、バイクメーカーが困っているそうな。それだけではない。バイク乗りが困っているし、バイク急便も困っているし、原付通勤の人も困っている。街のバイクショップも商売上がったりだ。
 乗らない人にとっては「あんな危険な人がいなくなっていい」ってなことなんだろう。タバコの禁煙運動と似たような認識。
 でもね。確実に世の中は不便になっていくし、安全になった分、日本人は弱くなっている。最近、うちで働いてるバイトの子はとにかく反応が鈍いし、回りは見れないし、動き全般がメチャクチャ遅い。今後はますますそうなっていくんでしょう。
 一方、海外じゃ、特に中国じゃバイクはバリバリ売れてるし、ヨーロッパそのほかでも売れている。「別にそんなの関係ないんじゃない?」っていう人もいるんだろうが、俺は全くそうは思わない。
 こんなに清廉潔白でディズニーランドみたいな国にして、日本はどうなるんだろう。きっと立ちションベンはもちろん、路上のキスでもタイホされる日がくるのかもしれない。
 でもこんな風に心配している人は、もちろんいるけど、全くしない人も結構いる。個人的には全くもって勘弁して欲しいもんである。
 

2006年09月13日

[ コージの告白2006 ]

沖縄の真実

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 こないだ沖縄元在住者の話を聞いて驚いた。あの邦、実は年収1500万円以上の人が全人口の10%後半も占めてるんだって。これは全国レベルよりも高いという。
 しかも理由がビックリ&シンプル。単純に米軍からの収入が年間900億円もあるらしいのだ。この膨大なカネ、もちろん単なる物品の購買や飲食代金ではない。土地の借用料、つまり基地用に土地を提供することによって得ているお金である。さらにこの金額、沖縄県の行政に入ると思いきや、個人に入ってるんだって! ゆえにお金持ち、それも超不労所得者が一定量、かなりの人数いるのだ。要するに“基地成り金”が沢山いるってことよ。
 つまり、全国マスコミに流布されている、ほぼ沖縄の総意のように感じる「基地反対」。あれはかなりまやかしで、“基地さまさま”も多いってことだ。つまり、全然一枚岩ではないのである。
 まさに、これは自民党反対の人が多いと思いきや、実は自民党さまさまで、K総裁バンバンザイの人がかなり多い本土と同じような状況。いやはや知るってことはつくづく大事なことですな。
 人生、勉強の連続であります。騙されるな!
※ちなみに写真は全然沖縄ではありません。イメージよ、イメージ!

2006年09月11日

[ コージの告白2006 ]

ヒトとクルマ

 昨日、一週間ぶりにサッカーしたら、ホントに体が動きませんでした。いまさらながら人間の体とクルマって似てるなぁと思った次第。昔は根性というか、気合でカバーできてたような気がするんだけど…。
 まず、いきなりは足は一応動くのにエンジンが暖まってなく、追いつかないって感じ。ポンプの稼働量が足りてない。そしてその後、エンジンというかポンプ自体の限界がすぐに訪れる。ほんと、追いつかないのよ。目の前の一歩が出てこない。あーなんとも…。
 そしたら我が大先輩がとんでもない大怪我。それほど激しいプレーではないのに、○×△断裂。くぅ~。人ごととは思えません。一寸先はわが身。なんか全体のバランスが取れてないのよね。
 コイルはちゃんとしてるのに、ダンパーが抜けてるとか、タイヤのグリップのわりに、ハブの剛性が落ちてるとか…。要するにクルマと同じで、パーツごとの耐久性にはばらつきがあるのです。かといって、抑えてプレーばかりしててもつまらないし。結構、難しい問題じゃ!

2006年09月06日

[ コージの告白2006 ]

届いてないんじゃない?

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 最近、報道をみるたびに、あるいは俺自身、雑誌マスコミで活動をするたびに虚しくなる瞬間がある。それは
「全然、話届いてないんじゃない?」「誰も聞いて(読んで)ないんじゃないの?」って感覚だ。
 一部大新聞は、今後誕生するであろう安倍新総理にかなり懐疑的だが、アンケートなどを見る限り、世の中一般、全然そう思ってないフシがあるし、オレたち自動車マスコミの意見も普通にクルマを買うマス層にはほとんど響いてないようだ。っていうかメーカー関係者にですら、俺達の原稿はあまり読まれてない部分がある。真剣に読んでもらってるのは一部マニア。要するにマスコミじゃなくて、ミニコミあるいはマニアコミなのよ。今に始まったわけじゃないんだけどさ。
 コレは当初、俺達の力不足だと思ってたけど、それだけでもない気がしてきた。要するに、忙しすぎるし、結構幸せなのよ日本人。基本的に情報が多すぎて取捨選択できないし、そんなことまで手が回らない。
 だからクルマ買うこと、選挙に投票すること、政治を見張ることをあまりやってないし、暴動を起こすほどの勇気も発想もない。ま、クルマなんてどーでもいいってのは、真理だけどね(笑)。
 でもホントに安倍総理なんてでいいのか? 少なくとも電気用品法とか共謀罪とかあっさり通しちゃうし、年金制度もちっともよくならない現体制の続きなだけでオレはとってもイヤなんですけどね。諸手を上げて賛成する気にはとてもなれまっしぇーん!
 

2006年09月05日

[ コージの告白2006 ]

連帯責任という体質

 最近の酒気帯び運転、スピード出しすぎ、違法駐車に関する取締りの強化を見てると、つい『連帯責任』って奴を思い出してしまう。要するにね。最悪な奴の基準に俺達が合わせてんのよ。酒飲むと一杯、二杯で止まらず走り出しちゃう奴、スピード出しすぎて派手に事故っちゃう奴、とんでもないところに止めて迷惑かけまくっちゃう奴、そういう奴を想定して法律が決められてる気がする。
 ある意味しょうがない。実際、最悪の事件が起きている。そういう意味では、厳格化するのもやむをえない。でもねぇ。普通にマジメにやってる人もその何十倍、何百倍、何千倍もいるんだけどねぇ。そういう人が、ちょっと飲みすぎて翌朝の検問でひっかかってたりすると、やるせない気がしてくる。
 酒は少し飲むほうが危ないという説がある。それは本当かもしれない。オレ自身は徹底的に検証したことがないから肯定も否定もしない。だが、そうすると風邪薬を飲んで運転している人や、寝不足、歳をとった人も当然問題になる。「どこまでがドライバーの責任なのか」は非常に難しい。
 本当は現実の事故をどこまで科学的に見れるかってことなのだと思う。
 

[ コージの告白2006 ]

現代人に見るサプリメント症候群

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 先日、ふたたび我が敬愛する加藤鷹大センセイに会ってまいりました。そしたらまたありがたい金言を!
「最近の女の子ってさ。サプリメントのとり過ぎでSIOが匂うんだよね」
 むむっ! SIOについてはワタシの得意分野ではないが、確かにサプリメント、気になります。
「オレに言わせればあれは体によくない。だったらもっと水を飲んだほうがいい。逆効果だよ」
 たーしかに。今の時代って意識的に飲むサプリメントに加え、清涼飲料水やらお菓子やら、体に良いという名目で勝手にいろいろ食品に添加されてしまっている。意図しなくても体に取り込まれてしまうのだ。結果、栄養分がたまりすぎてしまう。昔、栄養ドリンクとか飲むと、おしっこが黄色くなったじゃない。ああいう現象が日常的になっており、逆に体に負担をかけてるというのだ。「体にいい物」って思い込みでついとりすぎてしまうが、とり過ぎは当然身体によくない。なんつーか、砂糖だって適量ならば体にいいが、とりすぎると太るでしょ。そんなようなイメージ?
「きっと強迫観念もあるんだろうね。もっとキレイになりたいって」
 うーむ。ある種のプチ現代病と言えるのかも。

2006年08月29日

[ コージの告白2006 ]

恐怖! 飛行機に乗るとガンになるというオハナシ

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 先日、かなりキョーフな仮説を聞いてしまった。それは飛行機に沢山乗るとガン、あるいは白血病にかかってしまうというオハナシ。ガガーン!?
 リクツはなかなかシンプル&深刻だ。原油高騰で、ジェット燃料が上がり、各航空会社、特に昨今のテロや組織の硬直化で利益が落ちているところは、少しでも燃料費を抑えようといつもより上空、つまり高度が上を飛んでいるという。そう、気圧が下がることで空気抵抗が落ち、ジェット出力を抑えることができるからだ。
 となるとどういうことが起こるのか。簡単だ。飛行機は成層圏へ突入する。
 通常のジェット旅客機が飛んでいるのは高度約1万メートル。ちょうどそのあたりまでが俺たちが生息している空気の分厚い対流圏で、そこから上があまり対流しないと言われている成層圏になる。成層圏にはオゾン層というのがあり、紫外線や宇宙線といわれる放射線をカットしてくれている。そう、つまり成層圏に突入すればするほどに、乗客は放射線を直に浴びるようになり、それがガンや白血病を引き起こすというのだだだだだだだ~ガビビーン!!
 もちろん、上空と言ってもせいぜい1万2000メートルぐらい。成層圏は5万メートルぐらいまで続くから、大勢に影響はないってハナシもあるんだけど、正直、その辺は良くわかりません。なんせ、空気の層は上に行けば行くほどに重力の影響から解き放たれ、2次曲線を描いて密度が薄くなる。フィルターとしての役割も薄くなるはずなのだだだだだ~。
 ってなわけでワタシは海外出張を控えるようにします(ムリ!?)。みなさんも、ジェット機の高度情報には要チェック、特に国内の儲かってない会社はヤバイってハナシがあるよーん!? 
※なお写真は先日乗ったヴァージンのお迎えリムジーンサービスの図。こんな風にアッパーの客を全員待ってるんのよ。壮観だったわーん…

2006年08月28日

[ コージの告白2006 ]

ドキドキが止まらない

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 昨日、久々にゴルフをした。とあることがあって、ゴルフに絶望(!?)していたので、約半年ぶりかそれ以上。正確には先週も練習がてらやったから、一週間ぶりなんだけどさ。
 そしたらななんと5連続池ポチャ。嘆くと同時に、久々にゴルフの素晴らしさというか、真髄を見たような気がしました。それは「心と身体は一つだ」という現実を見せ付けてくれること。
 他のスポーツでもよくあることだ。「ああ、やっちゃった」というミス。というかスポーツとはその連続。ミスとの戦いがスポーツの本質の一つである。
 ただね。ゴルフほど、冷酷かつわかりやすくその様を見せ付けてくれる種目はない。「ま、きっと大丈夫だろう…オレなら出来る…」みたいな自信、自負心、希望、甘い予測などなど、池ポチャはさまざまな心理状況の反映に他ならない。
 つくづく恐怖心って不思議なんだよね。だってさ。目の前が緑ならば、かなりの確率で200ヤードすらワンオンが狙えた状況なのだから。
 心と体はよく別々に語られるけど、やっぱり一つだということを思い出す。それは好きな女の子に「おはよう」って声をかけるだけでドキドキするようなもの。「当たり前のこと」とわかっていても体と心は別々に、いや作用しながら動きだしてしまう。
 他のスポーツではここまでミスの理由を深刻に己に突きつけてこない。「あれはたまたまボールが強かった」「体が疲れていた」などなど、自然とミスの理由を曖昧にするl。たが、おそらくそれには回答があるのだ。プレッシャーに対する弱さ、特定のパターンをはずしたプレイ。
 また、やってもいいかな。と思った今日この頃でありました。
 

2006年08月21日

[ コージの告白2006 ]

クルマは文化か文明か?

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 話題のレクサス、フラッグシップ、LSの試乗会に行って参りました。今、雑誌とかネットのホームページで盛んにやってる奴よ。率直な感想を一言。結構、カラクチなのにビックリ。オレだけじゃなかった(笑)。
 結構、両手離しでホメてる人は少なくて、予想以上にシビアに辛らつな意見が多い。
 でもさ。現実には結局売れちゃうんだよね。レクサスLS。俺の周りでもフツーの中小企業の社長さんとか、税理士さんとかメチャクチャ期待大! この温度差、全くどうしようかという…。
 でね。ちょっと考えてみたんだけど、俺たちマスコミってつくづくクルマを「文化」としてみてるんだよね。だから「性能」ではなく、「志」ばかりを見ちゃう。一方、実際に買う人って、クルマを「道具」でもなく「文明」としてみてて、ちゃんとできてるか、あるいはトヨタの中で一番いいものか? みたいなことを気にしてる。なんつーか「買い物」としてみてるのよ。
 俺たちはついぞ「作品」としてみてしまっている。それはしょうがないことで、結局はクルマ好きだからそうなる。必要以上にクルマが好きすぎる。だから作る工程、あるいは作る時の気持ちまでつい考えてしまう。
 要するに“道”を求めているのかもしれないなぁ。書に道を求めて“書道”にしてしまうような、柔道、武道に通じるようなある種の真理、精神性を求めてしまう。
 それは非常に日本人的な美意識。だからどうしようもないことだし、いいとは思うのだ。この“温度差”!
 とはいえ、あまりに読者とかけ離れすぎると問題は問題なのよね。ビジネス的にはさ。どうしましょ?
 
 

2006年08月17日

[ コージの告白2006 ]

おたくの館!?

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 あのさ。ものを書くってやっぱ大変なことで、結構、意味無く進まないことがあるんだよね。なんとなくモジモジ、にょろにょろ、トンネルに入る…ああ…。そういうとき俺はフテ寝ちゃうことにしている。そうすると突然、不思議と勇気がわいてくるのだ。
 ってなわけで先日、わが親愛なるモリタク先生のおたくの館ならぬ、私設B級博物館にいって参りましたっ。詳しくは今度はなすけど、す、すごいっす! 底知れませんこのセンセイ。どっか頭おかしいんじゃないの? ってくらいにすごい。パワーのかりたま、じゃなかった塊であります。
 こういうのみるとなんとなく勇気わいてくるんだよね。人間、書きたい事を書けばいい、やりたいことをやればいいのだと。わかってくれる人はいる。わかってくれない人もいるけど、そうでない人もいる。というか、とりあえず自分の出来ることを進めなければならない。迷ってるヒマはない。って十分迷ってるんだけどさ。
 人を傷つけたくない、自分も傷つきたくない。しかし前に進まなければならない。前に進むと当然いろんなところで軋轢を生む。それは結構、苦しいことで楽なことではない。しかし声に出して言い続ける。すると世の中案外通っちゃうものだと。そういうことがなんとなくわかった一日でした。

2006年08月11日

[ コージの告白2006 ]

レベルが違う

 オシム・ジャパン初戦を録画でやっとみた。すげぇ。特に前半点を取るまではすごかった。相手側から見れば、予測不能のワンタッチパスの嵐。パスコースがいくつもあって、去年、高校サッカーで野洲が見せたプレーを何倍も濃くしたような感じ。率直に「いいぞ!」で、ジーコ時代とはレベルが違う。
 特に後半6分ぐらいか? ゴール前の最後田中達也がタッチしたトライアングルっぽい連続ツナギはカッコ良かったなぁ。アルゼンチンみたい。
 が、確かに後半しりつぼみ。迫力が落ちた。「90分走れない選手がいる」って監督さんは言ったみたいだけど、それでもこの4年間よりはよっぽどマシ。見てて楽しかった。なにより期待が持てた。監督という存在は偉大だ。
 でも視聴率は20%割れで、トルシエの時の初戦より悪いんだってね。曰く「知ってるスーパースターがいないから」。
 つくづく日本ってミーハーなんだなぁ。相変わらずダセぇぜ。

2006年08月08日

[ コージの告白2006 ]

あー、暑い!

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 気がついたら8月になっていた。クルマの下にはネコが伸びていた。亀田兄弟にでもノックアウトされたんだろうか。いまなら誰でも倒せる気がする。ほら、早く起きんかい! エンジンかけるぞ~ ちなみに今日はフジテレビの日。こういうのキライだけど、つい言ってしまった…

2006年07月31日

[ コージの告白2006 ]

異常気象? もまたよし

 温暖化の反動なのかは知らないが、やけに涼しい。特に夜。完全に風が吹いてくる方向が違う。雪降ろしの風という感じ。どこからのプレゼントか、ステキすぎる。サッカーたのしく、寝るのも楽しい。ヨーロッパにいる時を思い出した。

2006年07月29日

[ コージの告白2006 ]

なぜふたりは続かないのか

 昔から疑問に思っていたことがある。なぜふたりは続かないのか。俺の回りには、結構ナイスな男とナイスな女のカップルがいて、それぞれ才能も性格もなかなかで愛もあるのになぜか続かない。
 一部、女のせいかなと思っていた。今の女は昔とは違って自己主張する、稼ぐ、我慢しない、年老いてもなお美しい。だが、それは違っていた。最近、それが分かってきた。
 逆にふたりが続くことがおかしいのだ。結婚にしろ、付き合うにしろ、ふたりの感性の違う人間が、自己を主張したまま長く一緒に生活を共にする、あるいは子供を作る、共通の夢を持ち続ける、そこにそもそもの無理がある。それは男だとか女だとか、性別の問題ではない。おそらく同性でも一緒。共にいるためにはどちらかががんばらなければならない。それが絶対的真理なのだ。
 それは古来日本では、一方的に女性が請け負っていた。文化なのか慣習なのか才能なのか差別なのかわからないが、女性担当だった。海外はどうなのだろう。
 だが今は違う。戦後の開放で、男も女も、自己を主張し、己の才能を追及し、好きな物を食べ、好きな時間に寝て、自由に好きな人といれるということに“なっている”。それはおそらくいいことなのだが、一つ大きく欠落している点がある。それだけでは、ふたりの生活はほぼ実現しないということだ。
 ふたりの生活には、我慢もしくは忍耐、あるいは不感、そして感情移入が絶対的に必要になる。そしてそれは案外、今の日本では教えられてないし、認められてない。一部“過去の遺物”とされていることすらある。
 「恋愛」と「長く一緒にいること」の違いが正しく認識されてなく、そのために必要な才能、方法が確立できていない。
 自由を謳歌することばかりが尊重されて、“意味の無い”我慢は悪しきものとされているのだ。上手く行くわけがない。もはや新しい文化を築かなければならない。
 結構、難しい問題だと思う。

2006年07月28日

[ コージの告白2006 ]

グッドウッドの日々その3

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「男には負けたくないことが二つある。一つはクルマの操縦、もう一つはご 婦人の扱い(セックス)だ」の名文句であまりに有名な50年代の超スタードライバー、スターリング・モス。っていうかモスじいさん。サイコーでした。詳しくはwebCGにて。

2006年07月27日

[ コージの告白2006 ]

グッドウッドの日々その2

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 毎度言ってますが、ほとんどどっかの教祖様みたい。有名人との2ショットじまん! あー、我ながらあさましい(笑)。
 でも単純に嬉しいのです。パワーいただいた気分。これは1969年と1971年と1973年にF1ワールドチャンピオンになったサー・ジャッキー・スチュワート様。サー、だよサー! グランプリ貴族。ちなみに通算27勝はアラン・プロストに破られるまでのF1最多勝記録。俺にとってはキサクなオッサンでした。なんつって!

2006年07月26日

[ コージの告白2006 ]

グッドウッドの日々その1

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 去年に引き続き、世界のヒストリックカーイベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに行ってきました。しかも今年はなんと西村雅彦さんと。
 いやはや行けば行くほど深みにハマるイベントであります。今年はナイジェル・マンセルとの2ショットも撮ったし、ジャッキー・スチュワートとも撮ったし、いろいろ撮りました。
 これだけのために行ってるような気もします。オススメなので、モータースポーツ好きの方は是非。そうでない人もどうぞ。

2006年07月12日

[ コージの告白2006 ]

ジダンでジーコを回想す

 それからもう一つ。ジダン退場で、昔Jリーグの前期、後期のチャンピオンを決める試合、当時、鹿島アントラーズのジーコがツバをはいた事件を思い出した。
 あれはPKで、怒りが思わず態度に出た。まるでこの間のジダンと同じように、負けず嫌いが突如出た瞬間だった。審判への怒り(たしか…)と、選手に対する怒りという点で微妙に異なるが、どちらも人格者のスーパースターの驚くべき行為という点で似ている。
 俺はどっちも好きだった。結構、感動した。
 そこまでして勝ちたいのか…。ジダンの場合、ちょっと違うが相当な負けん気が眠っていることには違いない。結局、天才は常に燃えるような闘争心の中で葛藤しているのだ。
 ある意味、今ワールドカップのベストシーン。確かにフェアプレイは大事だ。でも、フェアプレイだけで世界は動かせない。あの後、PKで勝ったら、「ジダン、最後の賭けに勝つ!」など言われてるはずだ。

2006年07月11日

[ コージの告白2006 ]

日曜の夜、ロンドンで想う事

 日曜の夜、ロンドンのピカデリーサーカスにいた。♪イッタリア! イッタリア! アホだった。この国の人たち、っつうかヨーロッパ文化って、要するに上がる文化があんのよね。酒でもトークでもフットボールでも。
 結局、なんでもいいからキモチよくコーフンしたいという。日本もいいけど、どっか遠慮がち。
 祭りの文化が、この潔癖な世の中でちょっと抑えられている気がする。

2006年07月01日

[ コージの告白2006 ]

8年前と何が変わったのだろうか

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 事務所を掃除してたら、昔の雑誌が出てきた。ホントは捨てなきゃいけないんだけど、つい読み込んでしまった。8年前のW杯の記事。思い出した。そういえば当時も「勝てる試合を落としてた」って言われてたよなぁ。今と全然変わってない。
 ま、変わってないってのはウソだ。逆に当時は凄かった。だって中山、足の指かなんかを骨折しながらプレーしてたんだから。カズも分かりやすく、気合の人だった。果たして今年、そこまで気迫があったかっていうと…
 だからある意味、当時、カズを外したのはつくづく残念だった。技術以前に精神力のみで闘う試合を見てみたかった。カズとゴンのツートップ。ヘタなんだけどさ。トラップとか笑っちゃうほどデカかったりして(笑)
 一応、当時とそこは逆転している。あの頃、気合は入っていたが、露骨に技術が足りなかった。今年、技術はある程度あったような気がするけど、気迫が感じられなかった。両方あればいいんだけど…。
 でもね。きっとそうやって1+1=2で、成長していくようなもんじゃないんだよな。こういうのって。
 そもそも今年はもっと別のものを見てる感じがした。そう、前にも書いたけど、国民全体っていうか、マスコミ全体の妙な浮かれ具合。シリアスさは、昔のほうがあった。昔は昔で、「1勝1敗1引き分けを予想してどうする!」って冷静さを疑う意見もあったけど、なによりも選手に今、中山とかカズのように熱い選手がどこを見渡してもいない。今回、中田は確かに熱かったし、凄かったけど、それを回りに伝染させるタイプじゃない。というか元々そういう準備を好まない人だった。
 そう、今ならさしずめトゥーリオか。でも、彼は確かブラジルかなんかで育ったわけでしょ。結局、日本ってどんどん熱い奴らが生まれないような世の中になっている気がする。つまり今後、選手がどんどん上手くなって、監督も見極めが厳しくなっていっても、根本的な“闘う力”、特にココロで闘う力が足りないような気がする。だって、最近、サワヤカなケンカってみないもん。ドラマを見ても、臭いぐらいにサワヤカな闘いって見ない。どんどん陰湿になり、結果、一部、教育の現場ではケンカそのものが禁止されている。
 ホントは、ボクシングとか小学生に教えてもいいような気がするけどね。難しいかな。ま、亀田兄弟みたいなのがフットボールやり始めれば、もっとわかりやすく期待できるんだけど。ああいう、アナクロニズムってこの業界には少ないでしょ。なんか、オシャレすぎるんだよなぁ。つくづく、W杯は国民性、国情を反映するものだと思った。
 それと同時にね。俺自身がかわってきていることに気づいた。8年前、俺はもっと駆け出しのライターで、もっと自信がない代わりに、夢はあった。そこが今の気分に反映されているような気もする。あの頃あの時は二度と戻ってこない。あの時、足りないと思ったものは、取り戻せないのだ。
 

2006年06月29日

[ コージの告白2006 ]

倫理より広い意味での利害を考えよう

 昔から俺が良く分からない日本の風習が安易な「引責辞任」って奴だ。今は株式、それも村上ファンドで儲けていた福井日銀総裁やジーコジャパン惨敗(W杯に限って)の責任者とも言うべきJFAの川渕キャプテンの辞任が叫ばれているが、正直俺はどーでもいいと思っている。というかそのためだけで辞めるべきでは全くない。
 それはその引責辞任の主たる根拠が大衆の嫉妬なり、やっかみ&清貧の思想から来てるからだ。「オマエだけ儲けてずるーい」「エラい人ほと無欲であるべき」という。アホか! 仕事できる人ほど強欲なんだよ!!
 だってさ。別に法を犯してないわけでしょ。福井総裁がインサイダー取引をしたわけでもなく(してたならま、問題かな)、川渕チェアマンがジーコから賄賂を貰ったわけでもない。彼らは彼らなりに立派に仕事をしてきただけだ。というか彼らが辞任すべきか、すべきでないかを決めるのは、基本的にはマイナス面ではなく、とことんプラス面で決めるべきだ。優秀な仕事をしている人たちを辞めさせるのは、長い目では俺たちがソンをする。才能はそうそう簡単に見つかるものじゃないんだよ。どこの世界も。
 経済の専門家が自ら株を取り引きするのがなんでおかしいんだろうか。サッカー協会のボスが選んだ監督が失敗してなにがおかしいんであろうか。確かにジーコはもうちょっと早く辞めさせるべきだったと思うが、あれだけ鹿島アントラーズを常勝集団に導いたリーダーに期待するのがそんなにおかしいだろうか。というかそもそもスポーツというのは、それくらいのギャンブル性があるものだ。経済とは全く違う。しょせんは娯楽。ホーム&アウェイ、開く会場で結果が恐ろしく変わってきてしまうものなのだ。
 というか福井総裁が株でソンしてなくてよかったじゃない。それなりに見る目があるってことなんだから。
 確かに世界的にはサッカーが戦争を招いたとか、サッカーで議会が停止するとか、サッカーでミスをした選手が殺されるなどの不幸な出来事がある。だが、それはそんなに立派なことだろうか。日本人までそれをまねすることなどないのじゃないだろうか。
 というかミスをしたならば、可能な限りその責任をとってもらおうじゃないか。それはその仕事を放棄するのではなく、その仕事をまっとうすることだ。人間、誰にでもミスはある。それも致命的ミスってほどじゃない。そもそも完璧な人間なんてどこにもいないなんてことは、誰でも知ってるのだ。
 だったら、厳しく注意してから、もう一回チャンスを与えよう。それだけのことだと思うんだけど。
 というかね。ロナウドだってシェフチェンコだって、ミスをする。かなり決定的なミスをする。だけどそれ以上に凄いゴールを決める。「なぜ日本に優秀なフォワードが生まれないか」という問いに対して、「海外じゃ前向きなミスは責めない」って話がある。それに比べて日本は「ミスしたらむやみやたらと責める」という。そう、そもそも日本だったらロナウドはW杯に3回も出れなかったかもしれないし、その存在自体が“出るクイ”で消されていたかもしれないのだ。
 日本はいつからこんなに清廉潔白な国になったんであろうか。
 アナタは彼氏、彼女の浮気を一回でも認められない人ですか?
 

2006年06月28日

[ コージの告白2006 ]

中西哲生とクルマを語る!?

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 そういえば忘れてたけど、こないだの日本戦の翌日、中西哲生さんとお会いした。実は某週刊誌で、一緒にクルマのお仕事をさせてもらってるんだよね。で、ホントはクルマの話をしなきゃいけないんだけど、つい前日、っていうかさっきまで見ていたブラジル戦の話になった。
「ジュニーニョ・ベルカンプカーノ見ました? あれが控えですからね。やんなっちゃいますよ。とれるわけがない」。
 無回転シュートで、川口の壁をあっさり破ったブラジル人。ひとしきりサッカーの話になる。
「しかも止まったボールじゃなくって、動いたボール蹴ってああなるんだからかなわない」。
 なるほど。しかし、当たり前だがなんとなく嬉しかったのが、彼がバリバリ寝不足の目だったことだ。
「寝てなんかいられないっすよ。面白すぎて」。
 自身を振り返って、ちょっと反省した。俺はクルマにここまで夢中になってるだろうか? と同時にスポーツジャーナリストがやや羨ましくなった。
 でもまあ、たまにF1見てて翌朝つらいからいっか。ほとんど寝ながらだけど(笑)。

2006年06月27日

[ コージの告白2006 ]

激厳駐禁&おおバカ大江戸線、ありがとー!?

 最近はなるべく歩くようにしている。といっても大したことないんだけど。余裕がある時、自宅から五反田の事務所までとか、飲みに行った帰り、西麻布から五反田までとかね。結構、マンガみたいに千鳥足なんで、1時間ぐらいかかってんだろうなぁ。ま、夜はあまり暑くないんで汗もろくにかかんないんだけどさ。
 だけどその成果か、こないだの日曜日、久々にシロウトサッカーしたら、予想外に走れた。2ヶ月ぶりなのに、案外、いけるじゃん、俺もまだ…なんつって。1ゴールもできなかったんだけどさ(笑)。
 でも、サッカーが走るのが基本なように、人間も歩くのが基本。ついぞクルマに乗ってしまいがちな俺としては、歩かないってのは問題だよね。ほんと、ちょっとしたことで体がふらつく。昔はそんなことなかったんだけど。前にどっかの新聞で読んだんだけど、現代日本人、実は地方都市より都会人の方が歩いてるんだって。そりゃそうだ。都会じゃマイカーは不便だし、最近駐車禁止の取締りの強化で、ますますクルマが使いづらくなった。
 でね。そのバカ厳しくてイマイチうらが臭う駐禁問題と、いつもハラ経つ大江戸線の超不便地下問題。例えば麻布十番駅での浅草線からの乗換えとか、すんごい上下にムダに歩かされる。「なんてアホらしい!」って毎度怒ってたんだけど、考えようによってはいいことだよね。そ、とにかく良く歩くのだ。歩くのは健康の基本だからね。警察さん、都営地下鉄さん、ありがとー。なんちゃって。
 でもホントはムダはなくして、歩きたいときは一駅前に下りて歩けばいいんだけどさ。本当に忙しい時とか、万が一、地下鉄が火事になった時とかはムダ死にしちゃいそうだよ。やっぱ、ケーサツと行政と日本サッカー協会には猛省を望みたい。なんつって。

2006年06月23日

[ コージの告白2006 ]

玉田のゴールに夢を見た

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 つくづく1ゴールで救われるものだと思う。W杯サッカー。もう俺は、初戦で負けた時であきらめていた。日本は進化してないと。日本が入れた今回のW杯の通算ゴール数は2。1点目はほとんど反則かつ夢が無いもの。
 ところが玉田のゴールは違う。ちゃんと崩しての一点。シュート自体も素晴らしく、キモチ良かった。それまで俺は、フランスW杯の時点とさほど変わってない気がしたが、「進化してるんだなぁ」とちょっと見直した。この8年間は全くムダではなかったのだと。ジーコの良さが出てたのかもしれない。
 ただし、少々プロレスっぽい試合だったことも否めない。ジーコが監督だったがゆえ、1点、取らせてさらに3点取る。すごい演出がなされていたような気もする。あと、ロナウドは本番に強い。

2006年06月19日

[ コージの告白2006 ]

テレビというメディアの本質

 最近、サッカーを見ていてつくづく思い知らされることがある。それはテレビというメディアの本質だ。きっかけは今回の日本代表に関する報道のトーン。単純に一時のオリンピック女子バレーボール中継に近づいている。「まだまだ、次よ次!」「よしがんばった、ミラクル見せてくれ!」「死ぬ気で最後までがんばろう!」。
 アホか、と言いたくなるがそれくらいの美辞麗句の羅列というか、宗教的なまでの前向き報道しか“許されなくなりつつ”ある。よほど週刊文春、新潮、そして週刊プレイボーリの方がリベラルで良心的で大人だ。
 そう、今のテレビは極端な視聴率史上主義だから逆に視聴者のココロをえぐる放送は許されないのだ。結果として、幼稚園、小学生レベルのマインドに準じた報道しか残らなくなる。
 今の俺には、テレビだけを見てると、俺はこの国の国民が、とっても浮かれてるように見えてくる。極端な話、「みんなそんなに夢みたいの?」「マジで、そんなこと思ってんの?」という。だからジャニーズレベルのアイドルと妙にマッチする。「最後まで頑張った方がえらい」「汗が美しい」「ピュアって最高」「俺たちがんばった」みたいなある種の子供っぽいナルシシズム。正直、俺からみると気持ち悪く、しかも腹立たしい。
 そう、テレビというメディアは極端なのだ。甘口と辛口、それしかない。冷静な報道、現実的な報道、というのはウケないし、ありえない。簡単に言って子供向きであり、正確に言えば“子供のマインドを持った大人向け”なのだ。
 なにがポイントなのか。それは読者に対し、辛らつな思いをさせずに娯楽を提供すること。つまり、基本的に悪口はギリギリまで言わない。なぜならば、悪口、批判とは、批判する側にそれなりに心理的負担が求められるからである。悪口ばかり言ってると自分も悪人のような気がしてくる…は本当。だからスポーツジャーナリズムレベルで、批判はほとんど成立しない。せいぜい「アレは悪かったけど、がんばった」とか「あのパス以外は良かった」とか、救いを残す形で批判が成立している。あとは基本的に美辞麗句の羅列。
 ただし、完全に悪人と言われる人に対しては、極悪なまでの報道がなされる。それは子供を殺した犯人に対して、チカンをした有名人に対して、経済犯罪を犯したお金持ちに対してだ。要するに「心置きなく悪口を言える人」に対しては容赦なく悪口を浴びせかけ、快楽を得る。それは、“誰もが認める悪人”だから、悪いことを言おうが罪の意識を覚えないからである。
 いまやテレビは報道ではなくなりつつある。単純に“快楽を得る手段”になりつつある。それも“楽をして”。その結果、子供向けのお菓子のように、極端に甘いか、辛いか、あるいは体にいいか、悪いか、そういうものしか残らなくなる。そして生まれたのが今のスポーツ報道であり、小泉政権なのだ。
 小泉政権は、ちまた言われるように、大したことはしていない。現実的には借金も減ってないし、生活も楽になってない。一部、永田町の構造を変えただけであろう。
 だが、非常に子供っぽい味付けのショーになっている。だからウケる。だから票を稼げるのだ。
 その昔、「テレビを見るとバカになる」といわれて俺は育った。それは「テレビがバカなことを報道するから」という理由だったが、それは一部本当で、結果としてとんでもない世の中を生み出しつつある。それは「子供っぽい味付けの世界」である。
 大人の世界には、苦味の中に旨味があったり、旨味の中に苦味があるものも多い。しかし、もはやそういうものはテレビではウケない。コンビニとファミレスで育った子が、生ガキや内蔵系を食えないとの似ている。
 つくづく今の日本はやばい。

[ コージの告白2006 ]

デザインに生きるプジョー

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 なんかサッカーの話ばっかりもなんなんで、クルマの話をば。
 先日、試乗会に行った。結構、気合は入ってたんだけど、なぜかってそれはそのメーカーの心意気を示すものだから。プジョー・クーペ407。そ、事実上のプジョーのフラッグシップで、大好評だった前作、406クーペの後継なんだけど、正直、アレ? って感じもある。そ、ばりばりのスーパーカー世代には前の方がカッコよいのだ。あまりにもわかりやすい、ピニンファリーナデザイン。逆に今のフェラーリがアバンギャルドがゆえに、安心する点もある。
 ところがどっこい、407からはそのラインを捨て、アグレッシヴに。名前もクーペを前に出したりして、“違い”を強調してる。
 でね。それってようするにプジョーがデザインの先進性で生きるという宣言にほかならないのだ。安定した評価が得られる、古典的デザインではなく、俺たちは新たなるカッコ良さを開拓するぞ! と。
 それはそれで素敵なことなんだけどね。だけど、クーペ407、欲しいかって言うと…正直、悩みますな。コレ。

[ コージの告白2006 ]

ヤナギを責めてはいけない

 なんかサッカーのことばっか書いてますが…。時間かけてみてるんでね。つい。
 さて、また勝てる試合を落としたわけで、思わず敵のゴール前でセンタリングをクリアしたFW! 柳沢選手などを責めちゃうとこだけど、それは違うな。たぶん。プロなんだから選ばれたら出るのは当然、彼なりに頑張っている。悪いのは選んだ方、そう、ジーコなのだ。
 ジーコって自分がテクニシャンだったから、つい技術のある選手を選んじゃうのかもしれないけど、ヤナギが“ヘタレ”だってのは長年の実績でわかってる。そ、プレッシャーに弱く、本番に弱いのだ。それは技術とは全く別問題なのだ。
 その昔、テニスのデビス杯監督のアーサー・アッシュが言っていたけど、チャンピオンの条件としては唯二点、「足が速いこと」「プレッシャーに強いこと」を上げていた。そして「この二つは練習じゃ決して付かないものだと」。おそらくその通りである。サッカーとテニスは違うスポーツだが、求められるものは一緒。
 ジーコは自分が本番にもある程度強かったせいか、それともW杯で超重要PKを外したように、実は弱かった? のか、柳沢みたいな選手を重用するクセがある。もちろん他に日本に技術&ハートの強さを持った人間はほとんどいない。しいてあげれば、久保ぐらいだろうか。それにしてもケガに弱い。
 よって決定的なFW人材はいないわけだけど、よりによってヤナギとは…。今まで、アジア予選程度のプレッシャーでは大してボロを出さなかったわけだけど、肝心要のW杯本戦で、再びその悪いクセを出してしまった。
 ハッキリ言ってこの試合はチャンスだった。俺の勝手なカンによると、クロアチアも監督がイマイチ。なんせこの試合、両方とも冴えなかった。特に前半の中間、あんなに誰も走らない試合ってあっただろうか。日本もクロアチアも、ガスの抜けたサイダーのようなチーム。唯一、中田と川口を除いて。ああ、中澤もよかった。だからあんなにチャンスがあったのだ。チャンスを生かせれば普通に勝てた。
 これは本人以上に本人を使った人が悪い。反省せよ、ジーコ。って俺が言わなくてもきっと、一部辛口マスコミはそういうと思うけどね。

2006年06月16日

[ コージの告白2006 ]

スーパー銭湯でワールドカップ!?

 昨日面白いこと聞いた。ワールドカップ、実はスーパー銭湯みたいなところでみると面白いんだって。知り合いの女の子が、横浜の「○○○○の湯」で代表戦みたら
●場所によっては大画面テレビがあって
●お風呂上りできもちよくて
●浴衣でキラクにみれて
●当然飲めて
●飲んだ後に朝まで休憩もできる
そーな。ただし、それが出来るかできないかは場所によるけど。TV独占できないかもしれないし…。でも、今度やってみようと思いました。温泉ワールドカップ!?

2006年06月13日

[ コージの告白2006 ]

3戦全敗も考えよう

 つくづくテレビラジオ雑誌って不自由なメディアである。だって、ほとんどフランスW杯の再来じゃない。ハッキリ言って3戦全敗の確率、少なく見積もって50%以上! それくらいの力の差あり。テクニックの差っていうより、体の差であり、戦略の差。日韓大会はまさに、アウェイパワーであり、それ以上に「ヨーロッパ外」ってことでつらかった。時差7時間前後。完全にあれは“FIFAの興行”です。極論すれば、オフシーズンのレアル・マドリーの親善試合の延長。審判問題もあったし。超冷めた見方をすると、8年前と大してかわっとらんのよ。サッカー日本代表。
 でもテレビじゃ「さあ、次!」とか「切り替えて」とかね。ポジティブシンキングもいい加減にしろっつーの。冷静に判断すると「あんまり期待しないで見ないようにしましょう」じゃん。それでも期待しちゃうんだからさ。勝手に。
 8年前と同じは極論としても、今回はジーコ問題を放置した点が大きい。ジーコは人格者であって、戦略者ではない。どちらかというとユース監督向き。
 俺はとっても素敵な人で、メディアからの情報だけでも大好きだけど、監督と選手って残念ながら全く別の才能なんだよね。ヒディング、モウリーニョ、オシム、明らかに“監督とはなにか?”を考えさせられる才能。確実にジーコとは違う。単純に彼の時代のブラジル代表は、ヘタな戦略なくても勝てたってことなんじゃないの?
 日本の政治問題も全く同じで、年金問題、高速道路借金問題、エイズ問題、族議員の問題を放置して、「勢い」ばっかりメディアは論じてる。ぜんぶ「勢い」。K首相のインパクトのある「民営化」に踊らされてる。全然論理的でないのに。
 1000兆円とも言われる国の借金をどーすんの? 高速道路、ほとんど計画通りに作ってどーすんの? 少子化対策、どうすんの? 教育もやってるっていうけど、どこまで極端に変わるのさ。こないだ大阪の公立中学の先生に聞いたら「廊下でタバコ吸ってるよ。生徒が!」だって。教科書だけの問題じゃすまない。今、都内の幼稚園児は半分が私立小学校目指してる!? ってまことしやかなウワサまである。そんなんでいいの? 義務教育?
 今の日本ってなんだか、「今楽しく」「今盛り上がる」だけで、冷めて20年先、30年先を論じることができなくなっている気がする。「それは暗い」とか言ってね。アホか。ウチのオヤジですら、「まだ同級生の10人に一人しか死んでない」っつーのに。
 「いつ死んでも大丈夫な覚悟で生きてる」のと「10年先を考えない」のは全く違う。確かに「次はクロアチア、絶対負けられない!」もいいでしょう。でもさ。「厳しい予選突破。2010年に繋げよう」とか「戦犯ジーコ、なにが問題だったのか?」と暗くシビアにやる番組もあっていいんではないか。
 アッパー系もいいけど、ダウナー系もあっていい。ヒップホップもいいけど、四畳半フォークだっていいじゃないってわけよ。

[ コージの告白2006 ]

なんでがっかりするのか

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 毎度のことながらなんでがっかりするのだろうか。ドーハの時ほどではないとはいえ。たかがスポーツ、別に選手に親戚がいるわけでもなく、スタッフに知り合いがいるわけでもない。しかし、ほとんど失恋にも似た失望感。
 おそらくそれは「共同幻想」からくるものなのだろう。「こうなったらいいな」「ああなったらいいな」「君はもっとがんばれるよ」「君にはこういうスタイルが似合う」。
 関係はなんだっていい。他人と夢なり、仕事なり、お勉強なりを共有して、それが上手く行かなかった場合に失望する。上手く行くと嬉しい。要するに借金した時の連帯保証人みたいなものかな。スポーツの場合、当然契約したりするわけじゃないけど、一緒になって夢を見れれば見れるほど興奮し、失望する。
 ただし、俺の場合、プロ野球にも高校野球にも高校バレーにも興奮した覚えが無い。あったとしたら、ジョン・マッケンローやマイク・タイソンみたいな海外のチャンピオン。あるいは野茂、イチローみたいな日本人パイオニア。
 やっぱりね。ある種のヒーローイメージなんだろうなぁ。こういう姿に憧れるという。俺の場合、少年野球、PL高校を経て、巨人に入って、リーグ優勝して、日本シリーズに出ることにほとんど憧れはもたないけど、少年サッカーをして、有名高校か、ユース入って、Jリーグ入って、海外リーグ行って、ワールドカップに出るってことの方がカッコよく思えたということだろう。別にどちらもそんなに差があるわけでもない。
 それに比べ、つくづくなんでバイクは日本で盛り上がらないんだろうか。ポケバイ、ミニバイクレースで活躍、全日本ロードレースに出てチャンピオンになり、WGPに行く! これまたカッコいいと思うんだが…
 宣伝が悪いのか、はてまた日本人のDNAに合わないのか。スポーツの質としては、どちらもそんなに換わらない気がするが、とりあえず昨日の試合にはかなりがっかりしてしまった。半分ぐらい、予想してたはずなのに。

2006年06月12日

[ コージの告白2006 ]

サッカー界のシルクロード原理!?

 というわけでワールドカップよW杯、おっぱい杯じゃないからね!? なんつーくだらない話は置いといて、昨晩見たメヒコ-イラン戦について。
 いや素晴らしかった。今までで一番か? 後半、メヒコのエースがリタイアした直後の間延びした時間は置いといて、昔から言われるように「つなぐサッカー」って素晴らしい。中田選手がいう「日本は走ってこそ勝てる」みたいな発言は、こういうイメージなんじゃないかな。
 メヒコも日本も体小さく、技術あって、決定的FWいないってとこまで一緒で、やはりこういう戦略でしょう。ただ、あそこまで底抜けに明るい感じを出せるかどうか。あのアステカ宮殿だか、インカ帝国のカッコしたオヤジみたいのには参ったよね。日本だとさしずめ、鉢巻巻いた大阪の立ち飲み屋のオヤジって風情か。それか名古屋のシャチホコを頭に被ったライオンズファン。うーん、こうなったら大阪から関空経由でドイツに直輸入するしかない!?
 それはさておき、実はこの日本=メヒコの類似点、実はイランにも感じた。どっちも体それほど大きくなくて決定力不足。というかいまだアリ・ダエイだより。それから意外なほど顔が似てる。思わずサッカーはシルクロードを渡って伝わってきた! って言いたくなっちゃったほどだ。
 ホントは、日本もブラジルもメヒコもおそらくイランもヨーロッパからサッカーが直輸入された。日本の場合、1873年にイギリス海軍軍人ダグラス少佐が伝え、明治20年代には坪井玄道が高等師範学校附属小学校で伝え、明治38年東京高師に赴任したイギリス人デハビランド氏が初めて本式のサッカーを日本人に伝えたらしい。
 ブラジルも19世紀終わりにヨーロッパから伝わったという。おそらくほぼ同時にアルゼンチンもメヒコも伝わってきたんでしょう。
 だからギョーザとラビオリが似てるようなシルクロード伝説とはわけが違う。
 でもね。実はもう、そういう民族的バリエーションが出てきてる気がするのだ。ポルトガル-スペインーイタリアーサウジーイランイラクーUAEーそしてアジア。微妙な体力差や精神構造で戦い方が変わってくる。日本はとにかく決定力不足が言われるけど、結局のところ、農耕民族だし、体が特別でかいわけじゃないし、組織で戦うのは必然!! となると今の戦略でいいのだ。メヒコの戦略のエッセンスも取り入れたりしてさ。
 サッカーみててシルクロードを感じる。こうなるとやはり東洋の巨人、中国も気になるわけさ。で、あ、そうそう、カレーって実は英国経由でインドから世界に発信されてたりする。サッカー=カレー料理!? でもいいのかもね。

[ コージの告白2006 ]

お金儲けは本当に悪なのだろうか?

 なんだか日経平均株価が1万5000円割れしてるとか。そう、例の村上ファンドの村上逮捕を受けてだ。一見今、急速に日本人が「拝金主義」を反省してるというわけ。要するに「お金儲け至上主義」。
 あー、どうもウソくさいよなぁ。別に村上がインサイダー取引をしていたかどうかはどうでもいい。当然してるんでしょう。犯罪は犯罪でしょう。つかまるのもしょうがない。でもね。俺はどうにもそれが「見せしめ」ってことが気に入らない。
 やり口が警察と一緒なのだ。警察は速度違反の規定を、ほぼ町を走る超善良ドライバーを別として、全員が捕まるくらいの低い速度で設定している。どっかの、本気で厳密に男女同権を主張するフェミニストみたいに、きっかりバカ正直に規定を守る人は別にして、全ドライバーが捕まるぐらいの決まりに設定し、「気に入らない奴」を取り締まる。それが本質だ。今回の駐車違反改革もそれに似ている。
 なんというか、つかまった人は「運が悪かった」と思うような法律。「本質的に俺は間違っていた…」とアレで思えるというのだろうか。
 今回の村上ファンドの件だってそうだ。あれじゃ「俺は運が悪かった」と思うと同様「俺はちょっとやりすぎた」と思うだけ。おそらく日本人の根源的拝金主義は変わらない。だって現実に今、人はお金で評価されてしまうんだもん。そんなの変わるわけないじゃん。
 拝金主義を少しでも見直すには、お金があまり幸せに関係ない世の中にするしかない。村上ファンドを懲らしめるヒマがあったら、年金制度、子供の無料養育、バリアフリーをもっともっと進めて欲しい。格差なんて作ってる場合じゃない。お金持ちが贅沢するのはいい。ただし、それと最低限の幸せとは別。ビンボーだっていいじゃん。最低限マジメにやってれば、それなりに幸せになれる、という世の中にして欲しい。
 で、ある一定以上の幸せは、才能と努力が必要という世界。今みたいに「運が悪い」「いい」、「お金持ちの子供の家に生まれたからお金持ち」みたいなノリはいかがなものか。俺は「庶民が」とか大マスコミが言ってるだけでウソ臭く思う。だって、大マスコミってみんないいサラリー貰ってるんだもんさ。「庶民」じゃなくって「庶民派」でしょ? みんなお金儲けしたいんでしょ?億単位の金が欲しいんでしょ?
  その点において村上もホリエモンも正直だったと思う。「お金持ち=幸せになれる」という部分を主張していた点においては、ある種新しさを認めなければならない。別にそれは真理ではないのだが。
  だって大抵止められないよ。拝金主義。今、法的に人間は一応平等なんだから。格差はお金と美貌と才能で自然とついてしまう世の中なのだから。
 それがイヤなら最低限の幸せレベルをあげてくれ、ってことよ。

2006年06月11日

[ コージの告白2006 ]

半分寝てますっ!

 あー、遂にTVの前で寝る生活が始まってしまった。そう、ワールドカップ。特に今年はドイツ行きをあきらめた分だけ、テレビでも見るかと自分に課している(?)ため、かなり積極的に見ている。いまのところ全カード見ました。半分ぐらい寝てるけど。
 でね。改めて言うまでもないけど、やっぱ面白いのね。特に個人的によろしかったのは、アルゼンチンvsコートジボワール! どっち勝ってもおかしくないし、評判通りCグループはレベルが高いと思いました。
 それとやっぱヨーロッパ大陸主催はいいわ。審判のレベルが高い! 基本的にくだらない反則で止めないし、あとオフサイドは良く見てるね。サビオラのゴールは怪しいと思ったけど…でもあれくらいギリギリOKの方が面白い。
 一方、イングランドは…あんまり印象に残ってないな。ミドルシュートは良かったけど。本当に強いんだろうか。まあ、イギリスリーグは世界で一番カネ貰ってるそうだからね。ある種、レベルは高いだろうし、実際評判もいいんだけどね。

 
 

2006年06月08日

[ コージの告白2006 ]

時計、その不思議なナルシシズムの世界…

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 この春、またまたスイスの時計フェアに行ってきました。でね。前から思ってたプリミティブな疑問…それは時計って何で高いのか、しかもそれを結構な人が買うのかってこと。それがだんだん見えてきました。
 時計というかすべてのブランドってお客とお店が作るものなんだよね。なんつーか、お互いに持ち上げあう関係。「アナタ、ステキよ!」「オマエこそステキだ!」みたいな。どっちかっていうとラテン文化。フラメンコのダンサーと伴奏の関係みたいなもんかな。
 それは当事者にとっては、キモチいいものであり、ハタから見るとなんだかわからないわけだよね。一種宗教めいてる。
 だから、時計のフェアに行くと、面白いのはジャーナリストっていうか、ライターそれぞれがみんな自分自身「ホメる型」を持ってること。「素晴らしい」「カッコいい」はもとより、
「こ、これはヤラれました…」とか「一種の黄金率です」みたいな感じやら。つくづく妙な、面白い世界である。
 みんなでホメたたえあう…おそらくそれは宝塚もそうなんだろうし、芸能の世界はすべからくそう。
 だから時計というのは、そういう点で実用品ではなく、芸能界に近い。イメージコントロールは繊細で、情報コントロールは厳しい。クルマとはかなり違っていて、クルマはまだまだ実用であり、オトコ臭い世界。モータースポーツに代表されるように、“美とナルシシズム”の世界ではない。
 きっとそれが面白い。難しいんだけどね。

2006年06月05日

[ コージの告白2006 ]

半分寝ながらマルタ戦

 昨日のマルタ戦を半分寝ながら見た。最初のしょぼい玉田のゴールを見て、今日は楽勝だと思って、うつらうつら寝てたら、そのまま1-0だった。なんだこりゃ?
 同点にならなくってよかったって感じ。
 その後の選手のコメントに「ドイツ戦の後遺症が」みたいのがあったけど、そんなことってあるのかね たしかにドイツ戦は強豪相手にほとんど勝ったような試合だったけど、結局同点だし、W杯直前も直直前!? でしょ。気を緩めるヒマなんかあるのかねぇ。
 体力的な問題ってのはわかるけど。
 中田選手が憮然としてたけど、あの態度は素人的にはともかく憮然としてたのはわかる。一言なさけないもんね。プロとしては。
 俺も人のことは言えないが、まだまだ日本代表「死に物狂い」にはなってない気がする。世界と戦うとそれが歴然としちゃうんでしょう。きっと。
 プロスポーツの世界とはつくづく厳しい。ギリギリの世界になると、普段の“生き方”“姿勢”がすべてでてしまうんでしょう。

2006年06月02日

[ コージの告白2006 ]

ただいまラー油製作中…

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 ♪シャー…。ただいま久々ラー油を作っております。ああ、いい匂い…。ゴマ油とみじん切り唐辛子を中心に、にんにく、長ネギ、しょうが、八角などを入れて低温で”煮る”んだけど、これが美味いんだな。マジ、餃子の概念変わります。っていうか、イタリアンの手法に似てるんだよね。前も言ったけど、味をいったんオイルに移し、そのオイルごと小麦粉料理で食べる。ほとんど“カレー”にも似た感覚。オイルであって、単なるオイルではない。それ自体が既に料理になっているという…
 ハッキリ言ってみじん切りに手間がかかる以外は超簡単。唯一のポイントは焦がさないこと。これさえ守れれば何時間火をかけてもよい。っていうかだいたい30分も煮れば十分。材料比もテキトー。
 ただね。今回、ちょっとヤバいのが唐辛子が古いこと。おそらく風味飛んじゃってるんだよなぁ。いまのところほとんど辛くない。それでも美味しいけど。唐辛子は開封したてを使うことをオススメいたします。

2006年06月01日

[ コージの告白2006 ]

今日から日本がまたちょっとキライになってしまった…

 いよいよ始まってしまいました。駐禁取り締まりの民間委託&放置違反金制度。つい、町の中をサラの目のようにして走ってみたり、イチコク沿いに5秒程度停めてみたけど、民間の駐車監視員は飛んできたりしなかった。当たり前だけどね。
 でも、確実に日本がめんどくさい国になっていくのは当たり前で、ますます日本がキライになってきました。きっと、いつか困る時がくるんだろうなぁ。だってさ。要するに「全ドライバー=犯罪者」っつうか=違反者」にする法律でしょ。
 スピード違反と同質だよね。ほとんど守りがたい制限速度設定して、適当に泳がせて、その気になればテキトーに警察が捕まえられるってシクミ。駐車違反だってさ。都内で真剣にクルマで仕事してる人で、一瞬たりとも駐車違反しない! なんて人がいるんだろうか。新聞配達のお兄ちゃんなんて、エンジンかけてキーつけっぱなしで、カブをマンション前に停めて新聞配りにいってるけど、アレだってリッパな駐車違反だ。そんなにがんじがらめの国にしてなにが楽しいんだろうか。彼らのおかげで生活が便利になっている現実をどうみてるんだろうか。
 今回の改正の本質は、巷言われているように要するに警察の「カネ」と「安定」だ。話によれば、新型の放置車両確認ロール紙が渋谷署や新宿署には重点的に配布されているらしく、すでに『ノルマ』が課されている。それと民間取締り会社の一部は、やっぱり天下り先になっている。
 確かに今回の取り締まり強化で、世の中が良くなる可能性も結構ある。それは酒気帯び強化の時と同じで、極悪違反者の減少。例えば中目黒駅下の山手通りとか、246の渋滞の慢性的原因になっている違法駐車車両がなくなるのはいい。
 ただね。酒気帯びの強化の時と同じで結果論なんだよね。全部を厳しくしたら、極悪例がなくなっただけ。要するに要は雑草を取るつもりでバラまで刈っちゃうようなもので、その裏には弊害が確実にある。
 例えば夜のクルマでしかいけない飲み屋街の景気は確実に悪くなった。ヘビーな客はもちろんだけど、ほんの一杯でも飲んで運転する人がいなくなったからだ。これはやっぱり俺はどうかと思う。だって、ビール一杯の運動能力低下を問題視するならば、元々運動神経が悪い人や、精神的に不安定な人、夜目が利かない人、もちろんかぜ薬検問などもすべきってことになる。ま、飲酒運転に関しては賛否両論、難しいんだけどさ。
 それより駐車違反は、空いてる田舎なんて停めたっていいのだ。都内だって空いてて迷惑かからなければ停めたっていいのだ。だってあいてるんだから。本来は問題な奴だけを取り締まればいいわけで、それは今でも十分できるでしょう。できないのは警察が怠慢。
 要するに科学的でないのだ。日本のクルマ行政。今の若い人たちがクルマに興味がないのは、やっぱり行政が問題だと俺は思っていて、ほとんど虚勢されてる状態だ。スピード出しちゃいけない、コップ一杯も飲んじゃいけない、1秒も停めちゃいけない、高速道路は高い、ガソリンも高い、登録めんどくさいじゃ、クルマの意味ないじゃないのさ。なんか、コーヒーでヤケドしてマック訴えちゃったアメリカみたい。とにかく自由がない。そもそも“自由”って事に関して、我々日本人は見識がない。
 断言しよう。このままじゃ、そのうち日本のクルマ業界はどんどん衰退するよ。だって日本じゃ面白い車作れないし、そもそも売れないんだもん。自分が生まれ育っている国で、クルマを楽しめなくてどうする。
 そうするとメーカーも弱体化して、経済がますますイカれて、日本も一時のソ連みたいになる。今はたまたま自動車メーカーががんばってるけど、その代わりの産業もあまり伸びてこない。だって、日本はとにかく自由がないから。
 クルマ行政は今、日本の閉塞的、官僚的世界の象徴だとおもう。ホント、だんだん日本にいるのがイヤになります。

2006年05月26日

[ コージの告白2006 ]

『力説FC』設立!?

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 全国ウン百万人!? の小沢コージファンのみなさーん! 先日っていうか、さっき、ついに、いよいよ、っていうかなんとなく?『力説フットボールクラブ』が設立されました。メンバー規約はその1「力説Tシャツを着てること」とその2「夜、お酒を飲みながら楽しく女性を力説すること」です!? ああそうそう、一番重要な規約はその3「年功序列」だったわ。すいませんくだらなくて。
 というのは若干ウソで、ホントは我が愛すべきサッカー愚友のただの飲み会だったんですけど、みなさんありがたいことに、今後1週間、このTシャツを着て、繁華街を練り歩いていただけるとのこと~!! 特に女性を力説する時には着ていただけるそうですっ!? パチパチパチ。みんなモテモテ男なんで注意してね。特に色の黒い男とちょっと太めな男とちょっと薄め? の男に。俺は意外といい人だからダメです。がはは。
 でも実際、千葉や名古屋やグアム? にも遠征予定なので、見かけたら声かけてくださいな。待ってるよ~
 
 

2006年05月25日

[ コージの告白2006 ]

これが力説Tシャツだ!

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 ってなわけでこれが『力説Tシャツ』です。なにが、ってなわけかわかんないけど。街中、仲間内で絶賛です!? 欲しい方がいたら…どうしようかな。小学館のサブラ編集部にでも電話してもらうか…それも困るか…でも、売ってくれ! という方がいたら考えます。

2006年05月23日

[ コージの告白2006 ]

『力説自動車』増刷決定?

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 先日、我が『力説自動車』発刊を祝って、パーティが行われました。コレはそのときの図。誰だかわかりますか? 業界のみなさま。某国産メーカーイチの野生児、Yが腕相撲で負けるの図です。どーでもいい話ですが。
 本当は増刷パーティと行きたいとこなんですけどねぇ。良い本ですが、世間はなかなか認めてくれなくて…なーんてね。

2006年05月17日

[ コージの告白2006 ]

鳥インフルエンザのやっつけ方!?

 さっきタクシーに乗ったら一席ぶたれてしまった。お題は“鳥インフルエンザの治し方”。いきなり運転手がいうわけよ。
「お客さん、突然だけど、俺、鳥インフルエンザやっつけちゃったよ!」
 ええっ! 思わず、息を止める俺。(うつりたくない~)
「うちのひよこ、いままで全部死んでたんだけど、死ななくなった」
な、なんでふかそれ(口ごもる俺)。
「やっつけ方が分かったんだよ。これ、厚生省に行ったらみんな驚くと思うなぁ」。
あーそうでふか(逃げ腰の俺)
「大丈夫だよお客さん。鳥インフルエンザの弱っちいのは人間には移らないから。鳥から人にも移るし、人から鳥にも移る。そんなのいっぱいあるんだからさ」
(ホンマかいな?)どうやってやっつけたの?
「消毒だよ。一度掛かったのはもう死ぬしかないけど、後に広がらなきゃいい。消毒液を土にまくんだ。これは特許取れるかもしれない!」
(あー、せいぜいやってください)。ホントに運転手さん?
「趣味だよ。俺、鳥飼うの趣味だからさ」。
ホー。ところで狂牛病はどうすればいんですかね?(なぜか繋げる俺)
「アレも消毒だよ。エサなんて関係ない!」
!??…
 ってな具合に盛り上がりました。世の中広い。鳥インフルエンザで悩んでる養鶏業のみなさま。だ、そうです。わかんないけど。

[ コージの告白2006 ]

ちっとも成長してませんねぇ…

 うーん、やってもやっても仕事が終わらない。原稿書き終わったと思ったらレイアウト送られてきます。「日記書いてるばあいじゃねぇだろ!」ってその通りなんですけど…これは…その…息抜きで…のはは。
 振り返ってみると、連休中、寝ちゃったんだなぁ…。あの頃書いてりゃ良かったのに。ちっとも成長してないじゃないのさ。夏休み終わりの小学生、期末テスト前の中学生とね。
 着実にやってる人っているんだよね。えらい! えらすぎる! 小説家先生なんて、毎日300ペラ書くんだって? えらい! えらすぎる! 毎日、早朝英会話の勉強してるサラリーマンもいるんだって? えらい! えらすぎる! ホノルルマラソンに出るために、毎晩走ってる人もいる。えらいなぁ。ホントにえらい。
 俺もがんばるよ。でも、さしあたって…この山こえたら…飲んじゃうかな(笑)。
 

2006年05月15日

[ コージの告白2006 ]

久保落選で高橋アテネ落選を思い出す…

 驚きの久保落選だが、シロウト目にみて、最近の動きが「本気」だったのか「セーブ」してたのかが気になる。
 もしも、最近のジーコの寵愛ぶりから考えて「セーブ」してたとすると悔しい。ま、プロとしてそんなんで手を抜くなっていうと、その通りなんだけど、ちょっと高橋尚子のアテネ落選を思い出した。
 あれもね。高橋は潜在能力から絶対選ばれる! って前提で、彼女は直前の選考大会に出なかったわけだけど、もしや久保もそんな感じだったのでは? 体調を温存するための、調整としての試合参加。どーなんだろ?
 それとも、思いっきりやって今の状態だったら、やっぱ厳しいだろうなぁ、ドイツW杯。
 いったいどっちなんだ? 教えてくれ!

[ コージの告白2006 ]

もしも北朝鮮が民主化したら?

 昨日、ふとスゲェくだらねぇこと思いつきました。もしも現体制が崩壊して、北朝鮮が民主化したらどうなるか? すごい経済成長遂げるんじゃないでしょうか。
 だってさ。要するに戦前の日本みたいなところでしょ。しかも、地理的に日本と韓国と中国にめちゃ近い。つまり、日本を除き、周りはどこもメチャクチャな経済発展を遂げてるわけで、いい先生だらけ。日本にしても最近パワー落ちつつあるけど、ノウハウは物凄くある。
 肝心かなめの国民気質は、おそらく物凄く忠誠心あって、物凄くマジメで、しかも飢えてるからバイタリティもある。たぶん大陸的、ラテン的おおらかさも併せ持っている。条件は揃いすぎてるわけよ。昔と違って、現代は世界的にも援助はいくらでもできるわけだから、上手く舵取りできれば、あっという間に経済界の寵児となって躍り出る…なーんちゃってね。
 でもさ。逆に中国は物凄く発展しつつあるけど、でかすぎるがゆえに国内に格差がありすぎ、日本の高度成長のスケールアップ版! とは簡単にならない。ところが、北朝鮮はサイズ的に適度でおそらく一体化した動きができる。物凄い可能性だと思うんだけどね。
 だれか、詳細な説得力のあるシナリオ書かないかな? そうしたら、ホントに崩壊したりして…なんちゃって!

2006年05月12日

[ コージの告白2006 ]

最近乗ったクルマ

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 つい忘れがちなんだけど(忘れるな?)、俺の本業はモータージャーナリストってことになっております。そこで最近乗ったクルマについて久々コメント。
 アルファロメオ159。コイツはね。ちょっと疑問だったなぁ。悪くない。っていうかカッコいい。品質も前の156より高い。でも、いまひとつうれしくないんだよなぁ。納得できないというか。
 先ほどその理由がハッキリいたしました。残念なのよ。一言でいって。というのも簡単に言って『ドイツ車っぽくなっちゃったから』。アルファよ、オマエもか? 的な部分確実にあり。
 というのもある種、ないものねだりな意見ではあるんだけど、最近のアルファロメオのよさって、ドイツ車っぽい部分とは対極な部分に結集されていたわけです。
「ああ、別に品質いいだけがクルマじゃないんだ!」「精度だけがクルマじゃないんだ!」「静かだからいいってわけじゃないんだ!」みたいな部分。目からウロコが落ちたって言うかさ。正直、肩から力が抜けました。
 俺個人、実は結構、開放されたりもした。というのもさ。俺自身、言ってみればベンツじゃなくて、アルファロメオタイプじゃない。なに言ってんだかわかんねー??? って人にあえて解説すると、俺は正直、クルマにめっぽう詳しいわけではない。運転も特別上手くはない(ヘタではないが…)。ではなぜプロとしてやっていけるのか? (バラエティ)と但し書きが着くにせよ、自動車ジャーナリストなのか? それはさ。自分で言うのもなんだけど、俺にしか気づかない、俺にしか(俺ぐらいか?)言わないクルマに対する意見ってモノが多少なりともあって、少なからず、それを聞いていただいているお客さんがいるってことでしょう。
 それはいわゆるクルマでいうとドイツ車的なものとは対極的で、具体的にはKSさんみたいな、走れて、エンジニアリングもわかって、英語も完璧! みたいなジャーナリストじゃないけど、それなりに存在しているってことよ。 
 で、それってニーチェのいう、「差ではなく、違いだ」っていう言葉に勇気付けられる存在で、つまり、一つのものさしだけが性能を語り、人生を語るわけじゃないってこと。どんな人にも生きる権利があり、主張する権利がある。
 そこで私もいるし、アルファロメオもいるわけ。大げさに言うと。
 で、確実に、156ぐらいまでのアルファにはドイツ車にはない喜びがあって、それが良かったし、ファンに支えられていたんだと思う。で、今は親会社のフィアットが調子悪いとか、一時、大株主だったGMがかなりやばいとかいろんな理由があるとはいえ、ぶなんなくるまづくりで面白くなくなっている。そこが俺としてはつまらないし、哀しいのだ。
 でもま、それでも十分カッコいいし、アルファっぽいんだけどね。だけど俺としては60点ぐらいだなぁ。マジで。 
 個人的には昔の欲しいです。アルファロメオ。

2006年05月09日

[ コージの告白2006 ]

理想主義者としてのジーコってどうよ?

 どうやらジーコがW杯ドイツ代表選手選びをほとんど決めたもよう。新聞で報道されてる限りだけど。最大のポイントはフォワード選びで、ほとんど玉田確定。久保は当然だし、海外好きのジーコだけに、高原もたぶん決定。となるとあと2人で、大黒と柳沢か。オレ的にはヘタレ沢クンは心情的に期待しづらいが、プロの間の評価はつねに高い。どこがいいのかなぁ…。きっとジーコにはジーコなりの考えがあるんだろうし、オレはジーコは人間的には好きだからま、いっか…ではあるんだけど。
 ただね。個人的には若手でもっと“ギャンブル”してほしいと思ってる。
 最近つくづく思うのは彼はたぶん非常に男らしくて、人間らしい、理想主義者だってことだ。そこが良くも悪くもジーコで、ハタからみてると面白くない。なんだか最高の素材で最高の料理を作ろうとしている気がする。サッカーは最高の料理じゃないと思うんだけどな。っていうか料理もそんなもんじゃない。もっと生のわけわからない素材で、不思議なものが作り出せる。
 最高の素材を集めれば、最高に上手い料理が出来る! なんて幻想だ。サッカーも料理も、監督の最大の才能は、創造にある。今のジーコは単なるオペレーターどまり。もっと、夢と冒険を織り交ぜて欲しいんだけど…。
 

2006年05月04日

[ コージの告白2006 ]

連休中の発見

 そういえばおとといだったか、西麻布の交差点に見慣れないクルマが止まってるなとおもったら、ロールゲージ入りのヴィッツのカップレースカーで、ナンバーは富山だった。うーん、わざわざ来たのか? 
 一瞬、連休はいいなぁと思った。

[ コージの告白2006 ]

連休中の悪夢!?

 早朝、中原街道を上ってったら、凄いシーンにいきなり出くわした。ヤケに空いてる見晴らしの悪くない2車線道路で、ゴルフⅡを思しきハッチバックと、トラックがぶつかったようで、ゴルフはセンターライン上でぐしゃぐしゃ。特に運転席側がヤバくて、そこから手らしきものが見えた…ような…うぅぅ…。警察官とちゃんと話してるようだから、大丈夫だと思うが…
 オレはジャーナリスト的にチェックべきか迷いつつ、基本的にそういう人の不幸を覗き見するのがキライなので、人だかりを無視して半分、信じられないような気持ちでそのままその先の交差点で止まった。そしたら目の前を、肩をいからせたサルが紙オムツして歩いていた。
エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ……
 ホントの話です。良く見たら隣を紐をつけた兄ちゃんが歩いていて、思い返せば、この近所に住んでるっていうウワサの猿回しの朝のトレーニングのよう。だけど、そのジロウくんだかタロウくんの姿勢は、たまらなく宇宙人のようだった。ちょ、ちょっとこわいんですけど…
 オレが思わず胸の前で十字を切ったのは言うまでもない…
 

2006年05月03日

[ コージの告白2006 ]

し、信じられないウワサ

 ウソかホントかわからないウワサだが、6月から始まることになっている例の駐車違反の民間委託取締り、ななんと一部893関係の人がやるって話がある。確かにね。あれは業者を公募で選んでたはずだから、一応身元が表向きしっかりしていればできるのかもしれない。要するに郵便局に、金髪ロンゲの実はパンクロッカーのお兄ちゃんが働いているような不自然な構図。
 でも、ちょっと調べればそんなのわかるだろうに。本当なのかな?
 ただ、パチンコ屋の景品交換所や警備員の仕事に、警察官が天下ってるって話はマジなので、そういうこともありえるのかも? しかし、警察の下請けに893??? 笑い話にもならんぜ。世も末だ。
 誰かホントのこと教えてくれ~

2006年04月29日

[ コージの告白2006 ]

驚き! ドイツ人の自虐的サッカー観

 いや驚きました。今、ドイツ出張中なんだけど、なにかとカタコト英語でサッカーのハナシになる。わかり易い言葉しかしゃべれないんで、質問はただひとつ。
「どこが優勝すると思う?」
 てっきりね。いつも自信満々のゲルマン民族だからして、迷わず「ドイッチェ!」ってくると思ってたのよ。そのあとせいぜいクリンスマンに対する悪口が続くぐらいで。
 そしたら3人ぐらい聞いてみんな「ブラジール!」。そう、基本的にはロナウジーニョ賛美。変わり者で「フランス!」って人もいて、てっきりジダン引退の「消える前のろうそくの輝き!」を期待してるのかとおもいきや、「ティアリー・アンリ、ラブリー!!」。そ、アンリ賛美でありました。おもしれぇの。
 で、ドイツ在住日本人によると「ドイツ人は基本的にほめより、けなしが好き。日本と同じで自国批判が結構好きなんですよ。でも、結局、常にドイツ代表は瀬戸際に強かったから、今年もそこそこ行くとは思いますけど…」。
 そ、これが今のドイツ人の平均的サッカー観、っていうかW杯予想。ま、とにかく空港から市内まで、キャンペーンいろいろやってます。俺も行きたいな~

2006年04月27日

[ コージの告白2006 ]

力説自動車! なんとアマゾン110位まで!!

 いやおでれーたぜ! さっき我が親愛なる金子浩久センセイによると、我が『力説自動車』(by小学館)が一時、アマゾンランキング110位まで行ったとか! ブラボー! 今も100位台に健在。うーん、神風吹いたかなぁ~。面白い本なんで、みなさんよろしくね。儲かったら還元します!! 友達や応援してくれた貴方にね。

[ コージの告白2006 ]

人間は90%の建前と1%の本音と残り感性で生きている!

 実は今、フランクフルトでビールを飲んでおります。透き通ったピルスナーと濁り酒系のバイセンのどっちにしようか迷ったけど、結果、酸味の少ないピルスナーを選んだ。生っぽくって、ドイツに来ている気になりました。
 でね。話は変わるけど、今回の試乗会に来ている某輸入車販売会社のTさんから、ステキな話を聞きました。この方、ちょう暴言体質のすんげぇ面白いひとなんだけど、「人はほとんどが建前で、時々出さないとバランスが崩れる少しの本音と、あとは感性で生きている」と教えてくれた。
 ホント、俺もそうなんだよね。確かにほとんどは建前を人に言うし、仕事でそういう顔をする。要するに「立ちションベンしちゃいけない」から始まって、「スピード違反はしない」「人の悪口はいわない」「旨いものは食いすぎない」「人は殺さない!?」みたいな部分よ。
 でも、実はたまには穀類バカ食いするし、焼肉のカルビも食べるし、ちょっとはダメ人間に対してボヤいたりもする。それから大切なのは、感じ方で、「今日は暑い!」から始まって「サッカー楽しい!」「疲れた!」「この中華はうまい!」「この人好き!」「嫌い!」はやっぱり個人の感性にほかならないのよね。
 それは日本人もドイツ人も中国人も同じなのだ。うーん、どっかのギリシャ神話にでも載ってるような名言。今度、深く考えてみよっと!

2006年04月24日

[ コージの告白2006 ]

シューは45歳までやる!? と思う今日この頃…

 久々にF1みたら…シューマッハが勝っちゃってました。っていうか、さすがにあれだけ構図的に新旧交代劇がわかりやすいなんで、つい見入って「あー、いつ、アロンソが、どういう抜き方で抜くかいな」って待ってたんだけど、結局、シューマッハが勝っちゃった。ってのが正解。
 しかし、シューマッハ、つくづく精神力強い上、イモラってヌキどころないのね。チャンスがあったとしたら、序盤の1回ぐらいか。
 それより今年、シュー引退とか言ってるけど、俺が思うに、彼って45歳ぐらいまでやるつもりなんじゃないだろうか。っていうか、ハッキネンですら、DTMで復活してることを考えると、そんな惨めなことを彼がやるわけはなく、アタマも体力もあって、計算高いだけに引退しない。おそらくどのチームが、今後晩年をすごすに値するか見定めてるんではあるまいか。
 それはフェラーリではなく、もしやトヨタかも? あるいはホンダ!? なんつって。そんなことがあったら、まさにビッグサプラーイズ! 個人的にはホンダに行ったら面白いような。
 しかしつくづくシューってまだまだ精神力あるし、体力だって、今のサプリメントとかトレーニング法を考えればきっとイケる。要するにメジャーリーグをみなさいってことで、ドーピングで生き延びてる選手も確かにいるけど、おそらくしていないであろうロジャー・クレメンスとか、カート・シリングだとか、○○○みたいにシューもまだまだイケるであろう。
 なんせ勝つこと以外に興味ない人だからして。勝利を食べて生きてる男っていうか、ね。

2006年04月20日

[ コージの告白2006 ]

当たり前? 新庄は長嶋だ!?

 前々から思っていたことではあるんですけどね。例の日ハムの新庄ツヨシ選手、完全に長嶋タイプだよな。長嶋茂雄タイプ。かたやイチローは完全に王貞治タイプ。期せずして、WBCで一緒になったし。
 新庄を身近に知る人曰く、彼は彼なりにパフォーマンスを考えて寝れない夜とかあるんだって。ウソかホントかしらないけど。でも、そういういろいろを含めて、回りから愛されてるらしい。「とんでもない奴」っていう人も多少はいるそうだけど…
 でも今回の引退発表。つくづく新庄選手の天才性が現れております。報道でも分かるとおり、回りに全く公表してなくて、「開幕したばかりなのに」って実母が怒ってるって話もある。でもね。マジな話、今年一年間は「毎日引退試合」で、日ハム戦はプラチナチケットになりそうだとかなりそうもないとか。
 ここまで考えたのか、ツヨシよ!! だとしたら興行の天才だよね。さすがは21世紀の長嶋!?

2006年04月16日

[ コージの告白2006 ]

海外で繋がらないギャオ! がんばれ~

 実は今回の2週間の長旅で俺が楽しみにしてたのがギャオ! そ、『ガラスの仮面』やら『グラップラー牙○』やらの長編アニメとか、スポーツ物とか、日本じゃ忙しくて見れなかったので、夜か時差ぼけで早く起き過ぎる朝か、まとめて見ようと思い、喜びいさんでホテルのRAN繋げてみたら、なーんだ、見れねーでやんの。
 途中まで調子よく行くんだけど、いざ「→」スタートをクリックすると黒い画面が。あげくに「なんたらかんたらの海外のプロバイダーを通しては視聴できません」みたいなことが書いてある。がっかり千番! 電話は二番!? ワールドワイドなインターネットTV、そこにも期待してたんだけどなぁ、ギャオ! もうちょっとがんばっておくんなまし。
 

2006年04月15日

[ コージの告白2006 ]

ワールドカーオブザイヤー、3シリーズに!

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 さきほど知る人ぞ知る「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」なる賞が決定した! パチパチパチ。06年のワールド・カーは見事BMW3シリーズ!! でね。この審査員というか選ぶ側に、なぜかオレもかんでるのだ。全46人の審査員中、日本人は3人でそのうちの1人。
 なんでこんなのやってるのかっつうと、見事政治的でないから。過去、接待経験はゼロ! 元々は知り合いの外国人モータージャーナリストさんの紹介なんだけど、ホント、見事なほど利権が絡まない。そこがステキ! おキラク! こういうの好き!!
 あと選ぶのが世界22カ国のモータージャーナリストってのがいいじゃない。ワールドワイドなのに牧歌的。ピュアな愛を感じますな。
 そして面白いのが最終選考には残ってなかったけど、日本では売られないクルマもノミネートされてたりすること。なんせ「1年間に少なくとも2大陸のうち5か国以上の市場にデビューしたクルマ」ってのが条件だからね。なんとなく笑えるでしょ。
 ちなみに3シリーズって結果は、「世界基準」ってことを考えると、へぇ、そうなのかぁって感じ。2位がマツダMX−5(ロードスター)、3位がポルシェ・ケイマンSってのも合わせて見ると、そこはかとなく、外国の自動車雑誌のノリを感じます。日本車の順位づけが微妙。やっぱり、世界の中心はヨーロッパであり、ドイツ車なのよね~
 それから配点方法も面白いの。最高10点をどれにつけるかではなく、各ノミネート車について、「MERIT」「VALUE」「SAFETY」「ENVIRONMENT SIGNIFICANCE」「EMOTIONAL APPEAL」の5項目について審査する。これが難しいんだ。英語だから(笑)。
 来年やれるかはわかりません。ただ、このピュアな感じで続けられたらいいだろうなぁ。詳しくは以下まで!
http://www.wcoty.com/2006/results.asp
 

2006年04月14日

[ コージの告白2006 ]

夢のような日々…

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 ♪いーつのーことーだか、思い出してごーらん~
 もはや日本をたち2週間になりますが、思い出すも素晴らしいテストドライブでありました。なかでもサイコーなのは300SLドライヴィング! そ、例の石原裕次郎様が乗られたクルマと同型であります。詳しくはウェブCGに書きますが、ホントすばらしかった! 川上さん、ありがとうございます。

2006年04月01日

[ コージの告白2006 ]

激ヤバクルマ本、4月13日発売決定!!

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 ななんと俺が出張に行っている4月13日! 超話題のクルマ本、小沢コージ&金子浩久の『力説自動車』が発売されます。軽自動車は発泡酒だ! クルマ社会はカースト制度だ! ミニバンなんかいらない! などなどすぐにでも発禁になりそうな、ヤバい話題で満載! 小学館から定価1600円! 小沢コージと金子浩久がジャーナリスト生命をかけてリリースする激作!! 早く買わないとなくなっちゃうよ~ん! ってマジすごいっス。エイプリルフールだけどウソじゃないよよよ~ん

2006年03月31日

[ コージの告白2006 ]

報告、2日から2週間海外です!

 突然ですが私小沢は2日から14日まで海外です。スイス、ドイツ、スペイン。あー、幸せなんだろうけど、結構、っていうかかなりつらいです仕事的に。難しい問題だ~。ご迷惑をおかけしますが、お仕事の方はいつでも携帯に。

2006年03月11日

[ コージの告白2006 ]

ROLLYと会った~

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 そういえば先日、ROLLYさんとお会いしました。そう、元すかんちのヴォーカル兼ギター兼リーダー。今はソロでやってらっしゃるんだけど、いきなり林家ペーさんを思い出してしまいました。
 両者の共通点は、芸は人なり、人は芸なり…ってこと。故・林家三平師匠の名言なんだけど、つまり芸は人そのものであるということである。
 これが簡単なようで簡単でない。なぜなら、大抵のゲーノー人様は仕事とプライベートをハッキリ分けてるからだ。テレビじゃいい加減を装ってるけど、実はマジメとか、ビンボー人を装ってるけど、お金持ちとか。
 結構、取材してみて幻滅する人は多い。別にしかたないっちゃしかたのないことだけど。
 でもね。お2人とも凄い。まんまなのよ、テレビでみるそのまーんま!
 クルマ選びもペー師匠がカローラひと筋ならば、ROLLYさんも“WATARU”ひと筋。WATARUについては、先日出たベストカーについて詳しく書いてあるんでよろしく。
 とにかくプロ根性とはなんぞや? を思い知らされますよ、まったく。

2006年03月07日

[ コージの告白2006 ]

公安委員会の金八センセー!?

 先日、久々に免許の更新で講習を受けたのだが、生まれて初めてマトモな講師さんに出会った。こういう人もいるんだなぁ~。国家公安委員会のキンパチ先生!??
 彼はこう言った。「ここでみなさんに覚えて欲しいのは“階段を一歩上がった厳しい眼”を持つこと」。それまでの人は、平均80キロで走ってる道でも40キロで走れだとか、事故の原因はほとんどスピード違反とか、かもしれない運転をすればOKとか、一方的かつ観念論的な北朝鮮レベルの発言ばかり。
 しかし、「人は簡単に死ぬし、事故と無事はほんの少し、緊張感を持ち続けるか、持ち続けられないかの差です」と彼は言った。その通りだと思った。
 確かに事故をほとんどドライバーのせいにする現行の法律もどうかと思うし、かなり理不尽。だけど、そんなに完全に公平な世の中なんかないわけで、それからクルマで事故を起して、なんだかんだでドライバーが責任を取らなければいけないのは当然のことなのだ。
 となると、とにかく事故を起さないようにするしかない! 要するにスピード違反しようがなんだろうが、とにかく事故を起さないのが一番大事。
 それは人のせいにしてる場合じゃなくって、とにかく緊張感を持ち続けること。厳しく自分を律することしかない。要するに疲れてたら、止まって寝てから走ろうとか、ムリしないとかそういう問題。極論すると制限速度を守ろうるとか、そういうこととは全く別個の問題。別に制限速度を守ってたって、事故は起すし、スピード出してても事故を起さない人はいる。
 そういうニュアンスの話をしてくれた初めての警察&公安関係の人なのだ。もっとこういう人がいたらいいのにね。
 ドライブは喜びと同時に責任を負うことである、とはまさにその通り。とはいえ、いたずらに脅しをあおるようなあのビデオはどうにかならんかね。

2006年02月28日

[ コージの告白2006 ]

かっぱえびせんTV!?

 いやー、困った困った。全くもって宣伝じゃないんだけど、インターネットTVのはじめ人間“○○○”トルズTV。やばいっす。久々にアニメ見始めたら止まらなくなった。やめられないとまらない、かーっぱえびせん♪ ってか?
 だって『あしたのジョー』やら『グラップラー刃牙』やらこないだまでなんか『ガラスの仮面』とか第一回からぶっ続けでやってんだもん。しかもタダ! スーパーカー世代にゃささりまくりよ。久米さんのクルマ番組とか。
 なんつーか、久々、まんが喫茶行ってるような気になりました。もうやめようもうやめようと思ってるのに、あと一冊、あと一冊って続く。ホントはあと一回あと一回、なんだけど…。ったくもー、CMがうざったいったらありゃしない。こりゃ、このまま収益が上がれば絶対成功しますね。はじめ人間“○○○”TV!
 ただもう、どーみてもハンパない単位のカネ使ってるからいつまで続くかどうか。それもまた見もの。
 ったくもー、原稿にたどり着かないよ~。この調子で、日本代表の試合とかWEFAチャンピオンズリーグも流してくれればいいのになぁ。ますます原稿書けなくなることうけあうけど。ぬはは(笑)。
 
 

2006年02月25日

[ コージの告白2006 ]

ものの見方

 ものの見方は難しいもので、初の金メダルでますます大注目の女子フィギュア。浅田真央ちゃんのことは、とっくに置き去りにされてる感があるけど、荒川選手が取ろうが取るまいが、彼女はやはり出なくって良かったのかもしれない。
 というのも最近のスポーツ選手、10代で潰れる選手が実に多い。潰れるとは言わないまでも、途中でバーンアウト! 燃え尽きる。あるいは立ち止まる。女子テニスのマルチナ・ヒンギスもそうだよね。彼女の場合、復活しつつあるけど。
 それはちょうど今の若い人が20代前半で結婚しても、すぐ別れてしまうのとも似ている。結局、子供を作らず、恋愛気分が抜けず、結婚しても恋人同士と変わらない。だから別れるのだ。中には子供を作っても別れる人さえいる。
 それが悪いとは言わないけれど、逆に荒川選手みたいなパターンを見てると、やはりプロ選手は競技をギリギリまでまっとうした方が美しいと思ってしまう。
 サッカーの三浦和良選手もそうで、あそこまで粘るのは、純粋にスポーツへの愛を感じる。逆に若くて活躍するのは、それはそれで努力と才能がいることだけれど、どちらかというと才能が強調されてしまう。それと負けの苦しみに耐えられない。実際、三浦選手は一度でもワールドカップに出ていたら、ここまでがんばれなかったに違いない。
 おそらく真央ちゃんは今回出れたとして、順当に行けば、メダルが取れていただろう。それは見る側の都合でいえば、幸せだ。で、なんとなく感じる神経の太さで、それなりに選手生活をまっとうしたかもしれない。だが、途中でやめていた可能性も高い。
 今回出れなかった彼女は、その代わりにきっと次回のオリンピック目指して頑張るのだ。そしてより深くスケートを愛するようになるのだ。それはアスリートとして、おそらく幸せである。
 しばらく前に俺は、彼女の今の力は15歳の女の子がゆえの微妙なバランスの上に成り立っていると書いた。それはその通りで、今後は人にもよるが、ダイエットなどの戦いが待っているはずだ。
 それはきっと正しい戦いなのだ。あの時俺は「女子スポーツは一種のはかないアート」と書いたが、自分に降りかかった運命と戦い続ける女性アスリートの姿が、実は一番美しいのかもしれない。
 マラソンの高橋選手にしても、10代は花形選手でもなんでもなかった。若いうちに苦労する。あるいはさせる。浪花節っぽいが、それはそれでスポーツ選手としてありなのかもしれません。ま、タイガー・ウッズみたいな特別な存在もあるんだけどさ。

[ コージの告白2006 ]

人生いろいろ! 反応いろいろ!?

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 やっとこさ人生初の地上波TV出演が終わりました。WBSって人気番組ってこともあって、人生いろいろ! 反応いろいろ!? 賛否両論あって面白いわ。
 ただね。つくづくテレビって面白コワい媒体だと思ったなぁ。なんつー、切り取り方! 誰の挑戦でも受ける!? スタイルの俺としては別にかまわないんだけど、あーいう編集がなされるとは。というか普段、クルマバカさまを取材し、勝手に切り張りして、世間にお出しする身としては、どういう演出でも甘んじて受けるつもりだったのだが、へぇ~ほぉ~って感じ。
 一方、勉強にもなって、自動車評論家、モータージャーナリストなる人に対しては、少なからずともああいう見方があり、というか大方ああいう風に見てるのかもしれない。それからことのほか俺ってやせて見えるのね。それから姿勢が悪いとつくづく思いました。
 で、まだまだやりようはあります! もっと面白くしたい! と思いました、自分の仕事を。ってなわけでごきげんよう。
 

2006年02月24日

[ コージの告白2006 ]

初めてのハイヤー

 先ほど生まれて初めてハイヤーなるものに乗らせていただきました。某、深夜放送に出演するというので、手配してもらったのだが、なんとも上質なものでした。
 まず驚くのは、電話で呼び出されて路上に出ると、ドアを開けて待っていただいてること。タクシーのように自動ドアではなく、人が開ける。
 降りるときも同様で、わざわざドライバーさんが出て、開けてくれる。ま、これはじれったいので、結局ほとんど自分であけてしまったが。
 それからひとしきりハイヤードライバーの方とオハナシしたのだが、話し方が丁寧である。タクシーの方とはちと違う。これは偶然かもしれないが、タバコ臭さもないし、全体的に車内がきれい。
 しかもお話によれば、某官庁、例えば外務省とか大蔵省とか、一部の地域はタクシーが入れず、ハイヤーオンリーだとか。コレに関して言えば、正直、ムダに税金使ってるなぁと思った。タクシーでじゅうぶんやんけ! 外務省!! お高くとまってんなぁ。
 話は変わるが、社会保険庁のお話。数年前、グリーンピアに代表される無駄遣いが話題になったが、その原因のひとつと思われるものが判明した。それはサラリーマンの年金に関する無関心さにある。
 とあるカメラマン事務所の人と話したのだが、そこには未だフリーにならない甘ったれカメラマンがいて、彼がなぜ辞めないのかというと「だって年金とか自分で払わなきゃいけないじゃないですか!」という。これは俺たちフリーに関していえば、逆で、会社にいるときの方が無自覚に、無頓着に払っている。フリーになってみて、初めて年金を払う重要性というか、ムダさ加減を知るのだ。
 きっと税金を納めているような感覚なんでしょう。税金と年金の違い。そこをもっと勉強する必要があると思いました。あー、金銭感覚とは難しいものであるな。

2006年02月22日

[ コージの告白2006 ]

“中半身”ってなーんだ?

  先日面白いことを聞いてしまった。某俺の敬愛する仕事仲間の方なんだけど、先日とある女を口説き損ねて、その詳細をまた別の女性に話したとき、「ああ、それはKさんの中半身が嫌われたのね」みたいなことを言われたそーな。
 “中半身”? と聞き直したら、「男の上半身と下半身の間にあるもの」。なんつーか、上半身だけで口説いてもダメだし、下半身の猛攻撃でもダメ。その“間”を上手く使い、好かれなければダメなんだとか。???? 分かったようなわからんような…。
 でもまあ、確かに理屈だけで攻めるのもダメ、ヤル気マンマンでもダメだよね。男と女って。その“中間”を制するものが恋愛を制す! と。
 あー、わけわかりません。答えを教えてくらはい~

2006年02月18日

[ コージの告白2006 ]

24日コージ初登場! TV東京WBS!! 

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 つ、ついにテレビに出ることになりました。来週24日金曜日(予定)、テレビ東京PM11時からの『ワールド・ビジネス・サテライト』! 俺としては地上波は初で、実際登場するのはだいたい11時30分前後らしいんだけど。
 お題は言わば『自動車評論家のお仕事』。先日取材が行われて、テキトーに長々話したんですが、果たしてどんな風に出るんだか。
 だって凄いんだもん。約2日間、試乗会から編集部打ち合わせから取材して、放送時間はたった5~6分。どう編集されるか全く読めません。なに言ったか細かく覚えてないし…。
 しかしテレビって凄いよね。その昔、週刊誌の仕事した時に、「10本ネタ取材して使えるのは1~2本」って名言があったけどそれ以上の効率の悪さ。ま、それだけ厳しい世界ってことなんだろうけど。
 でも、いつものクルマバカ取材とは全く逆に取材を受ける方ってのも新鮮でした。
 おヒマな人は見てチョ!!

2006年02月14日

[ コージの告白2006 ]

原田はつらいよ

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 毎年オリンピックになると違和感を覚える。選挙の時と同じようなね。あー、こういう反応するのか。街の皆々様は。考えさせられますなぁ。
 というのもみんな結構怒ってたりするんだよね。「スノボの男子の奴らはオリンピックなめてるよ!」「原田、なさけないよね…」とか。
 うーん、全然そんな風に思えないんですけど。それどころか全く逆!
 オリンピック選手がふがいないなんてね。俺のがまったくもってふがいないんですけど……先日だって、大風の中で草サッカーしててゴール前で敵にパス! ホントにとほほのトホホホホで、心底ガックリくるやら&なさけないやら(悲)。おまけにゴール決められた日にゃ、仲間のため息で心が冷える冷える&ヒェエェ~。
 しろうとでさえコレなんだから、原田選手なんてホントつらいよ。男はつらいよ、じゃなくて原田はつらいよ! あー、かわいそうというか悲しいとか、そんなことすらいわずに黙って抱きしめてあげたい! キモチ悪いか?
 でも、そもそもオリンピック選手なんてさぁ。みんなエライんだよ、ホントえらい! しスゴイ! 儲かってるなんてQちゃんとかほんの一部。それだってかなり既に投資してるはずだし、ボランティアとかにも使ってるんだから。
 みんなほんと大して貰ってないんだよぉ。だいぶ前に体操の池谷選手にインタビューしたら涙もんだった。ほとんど手弁当。特にコーチ陣なんて、好きなクルマ買えなくって、自腹でミニバン買って選手運んでたりするんだって。
 練習場だって、日本体育協会だかは全然お金ないんだかやる気ないんだか、日本サッカー協会みたいにナショナルトレーニングセンターなんて全くなくて、街の体操クラブは、大学に体育館を借りに行ったりする。
  そこに通うための宿泊用のビジネスホテルは完全自腹! それでもメダル取れる人はほんの一握りで、脚光浴びるのも4年に一度! 
 なんでやってるの? って聞いてみると
「好きだからですよ」しかない。もう感動しかないじゃないですか!
 同じテレビで脚光を浴びる人たちだけど、政治家が利権使って金集めてるのとはワケちがうんだよ! 活躍するときだけはホメてて失敗すると罵倒ってどうかね。
 まったく怒りなんぞ覚えないんですけど。ただただ残念…。
 つくづくメディアに載るのは怖い! というわけで俺も今度テレビに出るんでよろしく。暖かい目でみてくださいね。なはは。
※ちなみに本文と写真は全く関係ございません。ポルシェ・ケイマンSです!

2006年02月13日

[ コージの告白2006 ]

オリンピックの政治力

 えー、毎回言ってるけど、本番くるとつい見てしまうオリンピック。今回、冷静に考えてみたら、実はコンテンツそのものは他のスポーツと遜色ないことに気づいてしまった。
 別にリーガエスパニョーラだって、スキーWカップだって、メジャーリーグだって本気でみればどれも面白いのだ。
 だけどね。オリンピックが凄いのって、やっぱりメディアミックスじゃないけど、総合報道力なんだよね。テレビ付ければやってる。ニュースだけじゃなくって、特番とかで。
 新聞でも連日の一面。
 つくづくこういう政治力が大切なんだと思いました。実力に加え、舞台に上がることが第一条件なのねぇ~。俺もがんばらねば!
 歴史も大きいんだろうなぁ。戦前から続いてるという繰り返しパワー。でも、野球のWBCが協会だかなんだかに認定されないと、格が落ちちゃうように、歴史以上にそういうコネクションというか政治が大切なんでしょう。
 ま、うがって見るだけじゃなく、コンテンツも凄いけどね。それはなにより、親和力というか、見るなりソク親近感を覚えられること。だって日本人出てるし、プレッシャーまみれのチャンピオン出てるし、天国と地獄、一寸先は闇、逆に幸運は突然やってくる! みたいな図式が随所に見られる。つくづく、ドラマというのは大変だけど、シンプルな構造なんだなぁと思います。
 みなさんもがんばりましょう。
 

2006年02月09日

[ コージの告白2006 ]

淳くん見てますか~

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意外なところでかわいいDON! ファンを発見してしまった。先日取材したアルファロメオバカ長谷部さんところの次男坊の淳くん! 穴のあくまでリニューアルしたこのページをみていただいたそうでどうもありがとう。今度写真でも載せていいですか? って載せちゃいましたけど(笑)

2006年02月07日

[ コージの告白2006 ]

うにゃうにゃうにゃにゃ…

 うにゃうにゃうにゃにゃにゃにゃ、うにゃにゃにゃんうにゃうにゃ、うにゃうーにゃうにゃ、うにゃうにゃのうにゃ…。あー、仕事したくない~

2006年02月04日

[ コージの告白2006 ]

三國さんも祝!? やっとブログ風に大変身! コージでDON

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 つ、ついに久々コージでDON! のデザインが一新されてしまいました~。うぅぅ、苦節1年。長かった~。去年頭にはとっくに出来てるハズだったんだけど、いろいろあって滞っておりました。
 くぅ~カッチョいい~。一見、ブログ風で、といっても俺の独断と偏見のサイトであることは変わらないんだけど、とりあえず日記を最も生かすカタチに変更。すばらしいっ、すばらしすぎますっ!
 ちなみにそれを祝して!? じゃないんだけど昨日取材で幸運にもわがロールスの前で記念撮影が出来た「スーさん」じゃなかった日本が誇る大俳優「三國連太郎」さんとのツーショットをお届けします。
 というのもわが72年式コーニッシュにこれほど似合う人もいないと思ったんでね。これほど愛と狂気を内包した演技をする人はないし、しかも感動したのは、三國さんは俺たちスタッフに対しても実に紳士的で、突然ツーショットのお願いをしても快く承諾してくれたこと。加え、コーニッシュについてくだらないお話を長々と聞いていただき、さらに「私もこういう古いのがすきなんですよ」と先日イギリスのオークションで手に入れたとおっしゃる30年代のロレックスをチラっと見せていただきました。
 あー、やっぱりわかる人はわかるんだなぁ、このよさを! なーんつって。
 でもホント、似合っておられましたね。

2006年01月28日

[ コージの告白2006 ]

化粧品はアートだった!

 先日、とある飲みの席で、女性用の高級化粧品ブランドの人としゃべる機会があった。オレはそこで長年蓄積した疑問をぶつけてみた。
 なんで数100mlで1万円の化粧水とか買うわけ? あまりに高くないですか?
「それは女性が少しでもキレイになりたいからですよ」
 わかるけど、だからって化粧で別人になれるわけないじゃない?
「じゃ小沢さん、女の子を好きになる時って、普通の人を選びます?」
 うーん、どっちかっていうとキレイな人かな(笑)。
「でしょ。だから高くてもよりいいものをって思うんです」。
 それもわかるけどさ。でも一本900円の化粧水と1万円の化粧水ってそんなに違うわけ? 10倍キレイになるの?
「そこは…キモチです!(笑)」
 ポン! そうか…オレはそのときわかってしまった。そう、化粧品とはアートだったのだ! キレイになるためならどんな(といっても限界あるけど)お金でもいとわない。要するにキレイな絵画、彫刻の値段に限界がないのと似ている。あと少し、もっと少し、ちょっとだけでも、キレイになるためならば女性は苦労や金額をいとわない。ある種、アートに近いまでの欲望があの金額を成立させているのだ。
 化粧品って罪ね〜。
 でね。その女性に聞いて凄いことがわかった。
 でも日本の女性の化粧ってマメですよね。すごく手間かけてないですか?
「おそらく、朝メイクするのに最低でも15過程はありますよ。どんな人でも」。
 ひぇぇぇぇ。洗顔、乳液だか、下地作りから始まって、ファンデーション、なんとかパウダー、口紅、マユ、そのほかなんたからかんたら細かいものまで含めると、それくらいやってるんだそうな。
 日本女性ってマジメですよねぇ〜
「はい、その通りだと思いますよ。我ながら(笑)」
 その女性は答えた。いやはや男でよかった。

2006年01月24日

[ コージの告白2006 ]

経済犯罪は難しい

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 俺は経済に関してはかなり疎いのだが、経済犯罪って難しいと思う。今回のホリエモンもそうだし、少し前の西武グループ堤会長の問題もあった。さらに遡ると野村監督婦人の野村サッチーの脱税なんてーのもある。
 やっぱり殺人や泥棒とは違うわけじゃない。おそらく「罪の感覚」がない。それはやる方も見てるほうもそうで、なんだかあやふや。
 だからホリエモンに関してはあまりの手のひら返しはいかがなものかと思う。一時はヒーロー扱いだったわけだしさ。彼の会社がほとんど実態がなく、時価総額つり上げビジネスだっていうのは、だいたい予想は付いてたわけじゃない。それでも支持していた人もいた。俺も別段悪い気持ちは持ってなかった。元々ホリエ批判の人が攻撃するのは、しょうがない。だけど持ち上げてた人まで手のひら返しはねぇ…。そこは冷静にみたいような。ここまでとは思ってなかったんだろうけどさ。
 というかね。今後、我々日本人も経済犯罪に対する見識を変えなければいけないんだと思う。やはり虚業に関しては厳しく見るべきだという、それが正論。
 っていいますかね。実は俺が一番気になるのは社会保険庁とか国土交通省のムダガネ使いだよね。明らかにムダなグリーンピア(だっけ?)とか保養施設とか不経済な高速道路とかさ。なんであれが許されてるのかわかんない。ホリエモン捕まえるのもいいけど、なんで国家公務員が税金をムダに使ったってわかってるのに捕まらないんろうか? 立派な背信行為じゃない。それとも捕まってるの?
 そもそも“族議員”って言われただけで利益誘導の経済犯罪政治家で捕まえてもいいと思うんだけど。ホリエモン逮捕もいいけど、そっちも逮捕して欲しいんだけどね。俺としては。
 ちなみに写真は取材でカンドーしたみかんの木。なんつー効率のよい実の付け方。一本で数百個はあるね。おでれーた!

2006年01月23日

[ コージの告白2006 ]

背骨牛、アメリカの問題っていうより…

週末の取材から帰ってきて、新聞読んでて思いました。アメリカからの輸入牛肉、「背骨が付いてる肉」がいきなり入ってきた問題。一見、アメリカのいい加減さが際立つけど、本質的にヤバいのは日本側でしょう。
 そりゃアメリカはいい加減。驚くべきいい加減さ。いきなりパイコー入れるなんて。
 でもさ。コレだけいい加減だなんて、関係者はとっくにわかってたはずなのよね。日本の農林水産省や行政トップ。つまり小泉ソーリとか、安倍さんとか。
 だからさ。背骨が付いてなければ、逆に同等にいい加減なものを俺達は食わされてたわけだから、「あー、アメリカが予想以上にバカで良かった〜」って話なのよ。「逆に救われた〜」と。
 この巨悪が見つかったことで、これを前もって防ぐべき機関が、有効に機能してなかったって証明されたわけだから、つまりそいつらは辞めるべきなわけよ。
 なんつーか、泥棒の進入を目の前で許してた警察が、それでも泥棒がマヌケすぎて罪を犯したのがバレて、「あー、警察なんにもやってなかったんじゃーん」どころか「逆に誘導してたんじゃないの?」ってわかって、クビになるのと一緒。
 かんべんしてくれ〜。薬害エイズと一緒だよーん。しかも原因が特定できないからつらい。いきなり脳みそスポンジになりたくないよ〜

2006年01月16日

[ コージの告白2006 ]

プリウスは現代のシトロエンDSか?

 去年末に出た評判のいいマイナーチェンジ後のプリウスに乗ってます。もちろん借りてね。
 これのデキが非常によい。特に走りが。もしやシトロエンDSの再来か? と思ってしまいました。
 なにがよいって主に足回りなんだけど、硬めの感じが非常にキモチいい。なんとなくルノーみたい。
 シトロエンの場合、硬めどころかフニャフニャだったんだけど、ときどき油圧サスペンション独自の硬さが顔を覗かせ、ソイツがいかにもシトロエンっぽかった。
 あと独特のブレーキ、生き物みたいなサスペンション。そうそう、妙なタッチのブレーキと共にこの“生き物みたい”なところが、シトロエンっぽい。
 プリウスちょっと欲しくなりました。燃費はね。ツーリングセレクションって仕様だけあって、意外と良くない。でも街中リッター15キロ程度。十分でしょ。

2006年01月15日

[ コージの告白2006 ]

スポーツの素晴らしさ

 全然どうでもいい話なんだけど、正月で気がゆるんで穀類結構食って太ってきた。ま、いいやって感じなんだけど、やはりポッコリが気になるので、久々に穀類抜いてるんですけど、それでもハラ減ってどうしようもないので、我慢も苦手なので、久々に事務所周辺を走ってみた。
 するとね。やっぱりやせるんだよね。やせるってのは別に運動してカロリーが減るというよりも、走った後に“ハラ減ってるのに別に食わなくてもいいや”と思えるから。よって単純に摂取カロリーが減る。
 なぜなら、運動した後の空腹感はかなりキモチいいからだ。オナカが空っぽになって、でも、オナカにジーンとくるキモチいい空腹感なので結構耐えられる。
 久々に実感しましたね。「さびしい女は太る」の法則を。そう、満腹感はなにものにも換えがたいと良く言われるけど、実は換えがたいってことはなくて、その分スポーツの快楽やら好きな人と会う快楽や好きな音楽を聞く快楽があれば代用が利く部分があるのだ。
 特にスポーツをする快楽、あるいはした快楽ってのは結構悩みを吹き飛ばす。肺から吸った酸素が血中に入り、そいつが体中をめぐって、筋肉で消費されて、その分、乳酸がたまってキモチよい痛みが走り、また肺に思いっきり酸素を吸って活動した実感が残り、さらにオカナに何も入れてないとその分、「いつでもなんでも消化しまっせ〜」みたいな準備態勢が出来てて、胃に血液が集まってる感覚があって、それらすべてがキモチいい。
 そう、最近特に思うけど、筋肉痛ってキモチいいのよ。あー、がんばった〜って実感以外に、単純にあのじんわり来る痛みがキモチいい気がする。
 特にさ。これは自慢なんだけど、俺は既に40も見え始めてるんだけど、ほぼ運動直後か翌日に筋肉痛が来るから「まだまだ若いかな〜」みたいな感覚もあって、うれしい。
 おそらくね。どんどん年取るとつらいんだろうなぁ。それかそれはそれで楽しめるようになるんだろうか。
 ってなわけで運動は楽しい! ってお話でした。

2006年01月12日

[ コージの告白2006 ]

怖いなぁ、雪降ろしサギ!


 先日知ったのだが、雪国には“雪降ろしサギ”みたいのがあるそうな。それも昔から。
 というのもね。田舎って一人暮らしの老人とか多いじゃない。で、70過ぎるとそうそう屋根の上に登って雪降ろしもできない。体力きついだけじゃなく、落ちて滑って命をおとす危険性もある。
 となるとどこからともなく「雪降ろししますよ」というワカモノがやってきて、勝手に雪を降ろしだす。あるいは、老人がそういうところに頼む。
 するとね。1人作業員を頼んだつもりが、「それじゃ間に合わないから」とか言って勝手に3人ぐらい連れてきて作業し、「はいできました!」で、1人作業賃3万円、4人分で12万円!! とか請求したりするそうなのだ。困ったじいさん、わけもわからず年金で払うと。
 うーん、オレオレサギにちょっと近い匂い…
 でもね。これの最大の問題は善悪の判定が難しいこと。オレオレとは違って、屋根雪は放置しておくと、本当に家がつぶれる。で、大雪の大変さっていうのは、都会にいては想像出来ないレベルで、まさしく生死の境目に達する。屋根がつぶれて、そのまま死ぬ場合もある。古い家も多いし。
 つまり、彼らの行為は本当の意味で人命救助になってる場合もあるし、実際に半分ボランティアでやっている人もいるんだと思う。
 ただねぇ。これだけ一人暮らしの老人を騙す人が多い中、とても全員“善意の人”とは思えないんだよね。
 それに雪降ろし作業は、仕事量を測定しにくい。「これだけ降ろしました!」って雪山見せられてもねぇ。
 ガソリンじゃあるまいし、100リッター、200リッター降ろした、ってわけにもいかない。まさしく植木職人が働いてるんだか、怠けてるんだかわからない状態で、しかもそうそう作業風景を見張るわけにもいかない。雪国の根源的な悩みなのだ。
 そして今年は当然、超大雪だから、そういう話がいっぱい出ているとか。目新しくないから、マスコミは伝えないけど…
 本来、雪の降らない地方の、ヒマしてる消防団員などがまとめて救助に行くべきだと思う。道路特定財源なんて、コッチに使ってもいいと思うんだがなぁ。雪国、特別道路除雪費とか言って。ほかでムダに使うくらいならね!

[ コージの告白2006 ]

とりあえず11日はクリア! 

 あー、とりあえず11日の地震はクリアしました。来なかったよね〜。当然と言えば当然だが、フーッ!(フォー! じゃないよ!?)。あと残りは来週月曜日だが、大丈夫だよね! たぶん…

2006年01月09日

[ コージの告白2006 ]

エエエーっ! あさってか一週間後に大地震!??

 イヤー、まいったよまいったよまいったよまいったよまいったよまいったよまいったよまいったよ…たた大変なことを聞いてしまった。知り合いの知り合いの地震専門家(らしい)によると、1月11日か16日に南関東で大地震が起こるという!! そ、それってあさってじゃないのぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!! それか一週間後!!
 おそらく当たらないと思う。いや、当たって欲しくないし、本当に当たるくらいなら政府で発表してると思う。余震も既に起こってるはずだと思う。
 でもねぇ。もしや…という気持ちが捨てられないんだよねぇ。で、とりあえず石油ストーブと石油と水を用意しました。それでも死んじゃうかもしれないけどさ。あー、どうしようどうしよう? 信じます?

[ コージの告白2006 ]

正解はあるのかないのか

 久々に感動してしましました。高校サッカー決勝! そう、見た人ならわかると思うけど、さっきの鹿児島実業と野洲の戦い、特に野洲の延長ゴール! すごかったッス。シビれました。なんちゅーか、解説の前園クンも言ってたけど、ホント完璧。ある意味、レベルの差を見せ付けられた感じですね。ブラジル対軍隊!? いうほど差はないとは思うけど。
 正確には“差”っていうよりスタイルの違いかな。よく言われるけど、管理サッカーと自由サッカーの違い。ただ、そうそう簡単に“自由”ってわけじゃないんだろうし、おそらく選手のポテンシャルと、戦況を読む力に違いがあるんでしょう。そういう訓練も日々しているはずです。
 でさ。ここ数年は鹿実にしても、国見にしても、見た目の丸坊主からわかるように、甲子園っぽい、軍国主義っぽいスタイルのサッカーが君臨してたわけよね。テキトー言っちゃうと。今、オランダで苦労している平山選手なんてある意味その頂点。あれはあれでいいんだと思う。
 思い返すと時々、高校スポーツというのは、一見「管理にみえる」スタイルと一見「自由にみえる」スタイルのぶつかり合いになることがある。その昔、静岡で静岡学園が出てきたことがあって、清水商業とか、清水東とか、藤枝東とか、昔ながらの強豪を倒し、その“自由”のイメージがカッコ良く映った。
 高校ラグビーでもその昔、桐光学園(学院だったかな?)が華麗なるシャンパンラグビーで優勝したことがあった。でもね。やっぱり時は繰り返して、管理サッカー「と言われる」強豪もやっぱり強くなるんだよね。
 まあ、一部行きすぎ教育もあるんだろうけど、おそらくいかに選手のポテンシャルにあわせたか、後は相手とのバランスもあるんでしょう。言うほど“自由”はステキじゃないはず。
 ただね。野洲(未だノスと読んでしまう(涙))のサッカーは凄かった。あのままプロでもいけたらいいのになぁ〜なんて淡くも思ってしまう。そうそうプロの世界は甘くないんだけどね。
 それからチョイ悪監督の山本さんって面白そうだね。いつか取材してみたいもんだ。

2006年01月04日

[ コージの告白2006 ]

高校サッカーはお寿司だ!?

 この時期になると、つい高校サッカーを見てしまうのだが、やっぱり意外と面白い。
 今やJリーグはもちろんセリエAに、プレミアリーグにスペインリーグ、さらにワールドカップにチャンピオンズリーグとコンテンツに限りなし。とうぜん技術レベルじゃ全くかなわない。
 しかし、高校サッカーはサッカーでなかなか良い。なぜなのかって、臭いけどやはり「青春」ということなのだろう。
 青春は言い尽くされた言葉だけど、限り有るものだ。俺達にもあの頃があったはずで、もはや普段は忘れていて、しかし高校サッカーを見てるとよみがえるものがある。みていて「あぁ」とある種、初恋を思い出したようというか…。
 なんというか“旬のもの”なんだよね。高校野球にしろ、こういうのに価値を見出すのは日本ぐらいなんじゃないだろうか。いや、ボージョレーヌーボーがあるかな。アメリカにもカレッジフットボールとかあるし。
 でもまあやはり春夏秋冬や時期に敏感なんだよね。俺達。繊細といいますか、青臭いといいますか。
 我ながらつくづく日本人だなぁと思います。

2006年01月02日

[ コージの告白2006 ]

あ、っけましておめでとうございます

 あ、っという間に2006年になってしまった。いろいろあったけど、無事でよかった。謹賀新年。
 とはいえ、俺以外の人で大変なことにあった人も多いし、年末は大したこと無いけど結構トラブル続きだった。
 久々に運命なるものも感じたし、昔よりも「人生は時の運」というか「流れ」を感じるようになっている。
 年を取ったということだろうか。
 そのうち、健康でいること自体で幸せを感じるようになるんだろうけど、今はちょっとしたことで幸福を感じたり、不運を感じたりする。つくづくちっぽけな人間であるのよ、自分は。
 あー、今年はなにが待っているのやら。不安なような、楽しみなような、とりあえずがんばっていこう。
 よろしくお願いいたします。

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

小沢コージの単行本


『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


『クルマ選びのハッピー&ブルー』
(アスペクト 98年春)

小沢コージの現在の連載

ベストカー/三推社
愛のクルマバカ列伝
ENGINE/新潮社
日本自動車永代蔵
LAPITA/小学館
輸入車の愛し方
時計Begin/世界文化社
時計中毒の人々
宝島/宝島社
山内一典×小沢コージのクルマミシュラン
smart/宝島社
GO! SMART CARS GO!
週刊プレイボーイ/集英社
俺車
TranScooter/ニューズ出版
バイク異能人の作り方
FORM/ニューズ出版
クルマはスポーツウェアだ!
webCG/二玄社
小沢コージの勢いまかせ!!
nikkeibp.jp/日経BP社
小沢コージのアンチエイジングカー
バツラジ/TBSラジオ
木曜日:男のモノいじり!

小沢コージの不定期寄稿誌

過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?