正解はあるのかないのか
久々に感動してしましました。高校サッカー決勝! そう、見た人ならわかると思うけど、さっきの鹿児島実業と野洲の戦い、特に野洲の延長ゴール! すごかったッス。シビれました。なんちゅーか、解説の前園クンも言ってたけど、ホント完璧。ある意味、レベルの差を見せ付けられた感じですね。ブラジル対軍隊!? いうほど差はないとは思うけど。
正確には“差”っていうよりスタイルの違いかな。よく言われるけど、管理サッカーと自由サッカーの違い。ただ、そうそう簡単に“自由”ってわけじゃないんだろうし、おそらく選手のポテンシャルと、戦況を読む力に違いがあるんでしょう。そういう訓練も日々しているはずです。
でさ。ここ数年は鹿実にしても、国見にしても、見た目の丸坊主からわかるように、甲子園っぽい、軍国主義っぽいスタイルのサッカーが君臨してたわけよね。テキトー言っちゃうと。今、オランダで苦労している平山選手なんてある意味その頂点。あれはあれでいいんだと思う。
思い返すと時々、高校スポーツというのは、一見「管理にみえる」スタイルと一見「自由にみえる」スタイルのぶつかり合いになることがある。その昔、静岡で静岡学園が出てきたことがあって、清水商業とか、清水東とか、藤枝東とか、昔ながらの強豪を倒し、その“自由”のイメージがカッコ良く映った。
高校ラグビーでもその昔、桐光学園(学院だったかな?)が華麗なるシャンパンラグビーで優勝したことがあった。でもね。やっぱり時は繰り返して、管理サッカー「と言われる」強豪もやっぱり強くなるんだよね。
まあ、一部行きすぎ教育もあるんだろうけど、おそらくいかに選手のポテンシャルにあわせたか、後は相手とのバランスもあるんでしょう。言うほど“自由”はステキじゃないはず。
ただね。野洲(未だノスと読んでしまう(涙))のサッカーは凄かった。あのままプロでもいけたらいいのになぁ〜なんて淡くも思ってしまう。そうそうプロの世界は甘くないんだけどね。
それからチョイ悪監督の山本さんって面白そうだね。いつか取材してみたいもんだ。