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化粧品はアートだった!

 先日、とある飲みの席で、女性用の高級化粧品ブランドの人としゃべる機会があった。オレはそこで長年蓄積した疑問をぶつけてみた。
 なんで数100mlで1万円の化粧水とか買うわけ? あまりに高くないですか?
「それは女性が少しでもキレイになりたいからですよ」
 わかるけど、だからって化粧で別人になれるわけないじゃない?
「じゃ小沢さん、女の子を好きになる時って、普通の人を選びます?」
 うーん、どっちかっていうとキレイな人かな(笑)。
「でしょ。だから高くてもよりいいものをって思うんです」。
 それもわかるけどさ。でも一本900円の化粧水と1万円の化粧水ってそんなに違うわけ? 10倍キレイになるの?
「そこは…キモチです!(笑)」
 ポン! そうか…オレはそのときわかってしまった。そう、化粧品とはアートだったのだ! キレイになるためならどんな(といっても限界あるけど)お金でもいとわない。要するにキレイな絵画、彫刻の値段に限界がないのと似ている。あと少し、もっと少し、ちょっとだけでも、キレイになるためならば女性は苦労や金額をいとわない。ある種、アートに近いまでの欲望があの金額を成立させているのだ。
 化粧品って罪ね〜。
 でね。その女性に聞いて凄いことがわかった。
 でも日本の女性の化粧ってマメですよね。すごく手間かけてないですか?
「おそらく、朝メイクするのに最低でも15過程はありますよ。どんな人でも」。
 ひぇぇぇぇ。洗顔、乳液だか、下地作りから始まって、ファンデーション、なんとかパウダー、口紅、マユ、そのほかなんたからかんたら細かいものまで含めると、それくらいやってるんだそうな。
 日本女性ってマジメですよねぇ〜
「はい、その通りだと思いますよ。我ながら(笑)」
 その女性は答えた。いやはや男でよかった。

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

小沢コージの単行本


『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


『クルマ選びのハッピー&ブルー』
(アスペクト 98年春)

小沢コージの現在の連載

ベストカー/三推社
愛のクルマバカ列伝
ENGINE/新潮社
日本自動車永代蔵
LAPITA/小学館
輸入車の愛し方
時計Begin/世界文化社
時計中毒の人々
宝島/宝島社
山内一典×小沢コージのクルマミシュラン
smart/宝島社
GO! SMART CARS GO!
週刊プレイボーイ/集英社
俺車
TranScooter/ニューズ出版
バイク異能人の作り方
FORM/ニューズ出版
クルマはスポーツウェアだ!
webCG/二玄社
小沢コージの勢いまかせ!!
nikkeibp.jp/日経BP社
小沢コージのアンチエイジングカー
バツラジ/TBSラジオ
木曜日:男のモノいじり!

小沢コージの不定期寄稿誌

過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?